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JAMで人気アニメーターが夢の競演

 ジャパン・アニメ・コラボマーケット(JAM)2009が15日から4日間行われ、シンポジウムで、3世代をフォローするキャラクターデザイナーが出演した。このシンポジウムは、超ベテラン芦田豊雄氏(代表作・魔法のプリンセス ミンキーモモなど)の所属するJAniCAとJAM2009の共同企画。

 芦田氏と只野和子氏(代表作・美少女戦士セーラームーンなど)、渡辺敦子氏(代表作・戦場のヴァルキュリアなど)のアニメーター3人が語るキャラクター創作の秘密と、その実演がテーマ。
 その場で3人が描いたキャラクターは、会場にいた人たちにサインを入れてプレゼント。実際に描いている工程をスクリーンに映すという普段絶対に見られない貴重なものだった。
 セーラームーンのキャラクターデザイナーの只野氏は、オーディション秘話として当時、デザインの提出に「コンビニのファクスを使って送りました。当時はまだファクスって普及してなかったなぁ」と振り返った。ベテランの芦田氏も、キャラクターデザインのオーディションには何度もチャレンジして落とされてきたという。

 若手代表として参加した渡辺氏はアニメの「セーラームーン」が好きでこの世界を目指したとか。芦田氏のデザインした「ミンキーモモ」も大好きで何度も繰り返し見たという。
 芦田氏はその場で自分で描いた「ミンキーモモ」ついて、「昔に自分の描いた絵が好きじゃなくなるから、もっとうまくなりたいと思い続けて今もドンドン絵が変わっていく。だからもう描けないんだよ」と語った。
 さらにサプライズゲストに、井上俊之氏(代表作・魔女の宅急便など)が登場。
 昔話に花が咲き、普段なかなか聞けないトークが盛りだくさんのシンポジウムだった。

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