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ポスト原にWBC・山本代表監督 巨人が画策する広島・マエケン獲り(1)

 要請した現役監督に次々に断られ、WBCの東京ラウンドを主催する読売グループが頼みやすいとの理由から誕生した侍ジャパンの山本浩二監督(66)=日本テレビ解説者=。WBCのテレビ中継はライバル局のTBSとテレビ朝日とあって江川卓氏、堀内恒夫氏のコーチ入りは出し控えたのだろう。
 ところがどうだ。3月8日の台湾戦は26.5%(テレビ朝日)、10日のオランダ戦も34.4%(TBS)、1位通過を決めた12日のオランダ戦も30.4%。

 侍ジャパンと山本監督の契約は今年3月末の予定だったが、決勝トーナメント進出の手腕を高く評価して契約延長する方針。2015年3月に国際野球連盟(IBAF)が日本で開催する『プレミア12』に向け、新生・侍ジャパンの基礎づくりを託すのだ。
 「続投要請が決まったのは、山本監督が侍ジャパンのコンセプトを誰より理解していることもあるが、次期巨人監督就任への時間調整の意味合いも含まれているのです。代表監督なら巨人観戦やアドバイスも自然だし、主将で正捕手で4番の阿部とも気兼ねなく意見交換ができる。阿部が『コージさんを男にしてみせる』と宣言して渡米したように2人は強い絆で結ばれている」(スポーツ紙デスク)

 阿部が山本監督と連携を図るのは、安倍首相が打ち出した「アベノミクス」ならぬ「阿部ノミクス」実現のためだ。現在の巨人は坂本勇人、澤村拓一ら1988年生まれの黄金世代が主流になりつつあり、侍ジャパンの二枚看板だった田中将大(楽天)と前田健太(広島)もしかり。将来を見据えて阿部は'88年選手を広く集め、巨人の現戦力にミックスすることで「阿部ノミクス」を達成しようとしているのだ。
 その意味では「マー君」「マエケン」両エースの獲得が理想だが、田中はメジャー志向が強く、今オフにもポスティングシステムでの米球界入りが囁かれている。一方、前田健は日本球界でのバージョンアップを目指しており、巨人入りの可能性が高い。
 「マエケン夫人の早穂さんは元東海テレビのアナウンサーで千葉・柏市の出身。大学も横浜のフェリス女学院でバリバリの関東人です。夫が巨人に入れば、日本テレビの看板アナに抜擢されることも予想され、メジャーよりもジャイアンツ入りを期待している。実際、山本監督の子息も日テレの関連企業に就職している。三つ上の姉さん女房にぞっこんのマエケンですから、国内FAで巨人に移籍することが既定路線になっているのです。周囲には『いつかは巨人に行きたい』と漏らしているそうですから」(広島担当記者)

 今季で7年目を迎える前田健だが、一軍定着は6年目。順調にいっても国内FA取得にはあと3年かかる。それまでは広島がポスティングを認め、ダルビッシュのようにメジャー移籍するしか転身の道は事実上ない。
 そこで「将来の巨人監督」を見据える阿部の出番となる。

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