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獣神サンダー・ライガー、18年8か月ぶりのIWGP Jr.戴冠ならず!今後の進退に言及!

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獣神サンダー・ライガー

新日本プロレス
『旗揚げ記念日』
▽6日 東京・大田区総合体育館 観衆 4,000人(札止め)

 大ライガーコールをバックに、世界的なジュニアヘビー級のレジェンド、獣神サンダー・ライガーが、約3年ぶりとなるIWGPジュニアヘビー級王座に挑戦した。もし戴冠すれば、実に18年8か月ぶりのIWGPジュニア王座獲得になるとあって、ファンも入場から大声援でライガーを迎えた。

 マスクも新調したライガーはかなり気合いが入っていた。ライガーを挑戦者として逆指名した石森太二は、前哨戦でライガーに足もとを救われており、ライガーが活躍した90年代にはなかった技の数々をぶつけていくが、ライガーはこれをしっかりと受けまくった上で返していく。場外では花道で必殺の垂直落下式ブレーンバスターを決めると、リング上でも雪崩式フランケンシュタイナー、フィッシャーマンバスター、ライガーボムと、今やいろんな選手が使っているが、これらは全て“背が低い”ライガーがそれを補うため、自ら考案したもの。オリジナル技のオンパレードに厳しい攻めを見せていた石森もかなり追い込まれたが、最後はリング中央でYes Lockがガッチリと決まり、ライガーはたまらずタップアウト。勝った石森もしばらく立ち上がれないほどの激闘だった。防衛に成功した石森は、日本時間4月7日にニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われる合同興行『G1 SUPERCARD』で次期防衛戦をROHの選手とやりたいとアピールすると、ドラゴン・リーが登場し、両者の対戦が事実上決定した。

 ファンに深々と頭を下げてからインタビュールームに現れたライガーは「石森が強くて俺が弱かった。それだけ。他には何もないよ。何もないんだ。俺なりに今日の試合をして色々考えるところもあって。まあ近い内にいろいろ語らせてもらいます」とこの試合に賭けていた思いがあったとし、今後の進退について言及。「今ここでは他の試合もあるし。俺が弱かったっていうだけです。これが現実で。ファンの皆さまには申し訳ない。あんだけ応援してくれて、応援に包まれて。それに応えることが出来なかったのは、ある意味プロ失格だと思うし。まあそんなことも踏まえて口下手な俺が色々この後また語らせてもらいます。今日はそんだけだ。ごめん!」と一方的に話すとインタビューを切り上げた。近いうちに会見などが行われるのかは分からないが、平成元年4月にリバプールの風になった男が、初進出の東京ドームで獣神ライガーとしてデビューしているだけに、平成の終わりに挑んだ大勝負に敗れたことで、何らかの心境の変化があったのは間違いないようだ。

 MSGでベルトを巻いた“世界の獣神”が見たかったが…。今後の動向が注目される。

取材・文・写真 / どら増田

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