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口腔ケアが寿命を左右 虫歯や歯周病が原因で心筋梗塞が起こる!?(2)

 歯周病とは歯と歯の間にプラーク(歯石)がたまり、細菌が繁殖して歯ぐきが痩せていく感染症。日本人の約96%が毎日歯を磨き、2回以上磨く人は50%以上といわれるが、それでも家庭でのブラッシングだけでは歯と歯の間、歯と歯茎の境目に付着する細菌の塊のプラークが取りきれず、歯周病を発症させてしまう。
 歯周病菌によって歯の根を支える歯槽骨や歯根膜が侵食され、歯がグラグラになる。成人が歯を失う原因の8割が歯周病によるというのだ。

 実は、こんな報告もあるという。
 さる歯科医の弁。
 「歯周病が心疾患の原因になるというのは今や常識ですが、口腔内の健康は、女性のボケ防止にもつながることもわかってきました。歯を磨く回数が1日1回以下の女性は、1日に3回歯磨きをする女性よりも65%も認知症を発症する確率が高いことが判明したのです。これは歯周病の細菌が脳にまで達すると、炎症や脳損傷を引き起こす原因になるからだと考えられています」

 歯周病が体にもたらす影響は計り知れない。胃の内壁に大きな潰瘍があれば相当強い症状が出るが、歯周病は体に大きなダメージを与えているにもかかわらず、痛みなどの症状がないから始末が悪いという。
 「糖尿病は感染に対する抵抗力を低下させ、罹患者は2倍以上も歯周病になりやすい。が、逆の関係もあって、歯周病があると炎症物質がインスリンの働きを邪魔するので糖尿病になりやすいし、悪化もさせる。つまり悪循環に陥るのです。また、炎症物質が血管内皮に炎症を引き起こし、動脈硬化を進行させます」(田村氏)

 そのため重度の歯周病を持つ人は、そうでない人に比べ心筋梗塞や脳梗塞を発症するリスクが2〜3倍近く高くなるという研究報告もある。
 「65歳過ぎの高齢者に急増している肺炎の多くは、口内で大量に繁殖した歯周病菌の混じった唾液が気管に入ってしまうことで起きる誤嚥(ごえん)性肺炎であることもわかっています。このように、口腔のケアが寿命を左右するといっても過言ではないのです」(田村氏)

 やはり、日頃から歯医者にはせっせと通い、口腔内は清潔にしておいた方がよさそうだ。

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