これを受け、MCのふかわりょうから「これから(ネットとテレビは)逆転すると思いますか?」と聞かれると、マツコ・デラックスは「結局、広告じゃないですか。テレビの広告が減って全部ネットに行くかといえば(そうではない)。全体量が減って、両方下っていくのかな」と、メディアの未来を予測した。
それから、多くのレギュラー番組を抱えるマツコのギャランティの話となり、ふかわから「冠番組はギャラがいい?」と問われると、マツコは「それは関係ない。冠がついているかどうかで差があるかといえば」と現状を語った。そして、ふかわから「この番組にもぜひ(マツコの名をつけて欲しい)」と言われると、「この番組は上げていただかないと」と語り、笑いを誘っていた。ネット上でも「冠番組って宣伝にはなるがギャラにはならないのか」「これは意外な事実だな」といった声が聞かれた。
またマツコは、ある週刊誌に自分のギャラが暴露されていたが、「あんなの全部ウソ。あんなにもらえてねえよ」と怒り心頭。さらに、「この番組(『5時夢』)は相当低く書かれていた」と、実際より低く貧乏に思われていると話し、笑いを誘っていた。続けて、「ああいうの書いている人はちょっと古い。いまだにテレビは潤沢な資金があってギャラがもらえているんだなと」と古い価値観を批判した。最後は「広告くれている会社ってありがたい」と話し、スポンサーへの感謝を述べた。これは、「N国」ことNHKから国民を守る党代表の立花孝志参議院議員が、マツコの発言を巡り、番組スポンサー商品の不買運動を呼びかけたことへのアンサーとも言えそうだ。ネット上でも「マツコは絶対番組やめないよな」「ギャラ低くても、この番組は続けそう」といったエールが聞かれた。
なお、立花代表はこの日はテレビ局には抗議には訪れず、参議院議員会館での集会を行うにとどまった。ただ抗議を警戒して、この日もスタジオのブラインドは降ろされたままであり、膠着状態が続いていると言えそうだ。