「先ごろ10月期の潜在視聴率が判明した。最盛期は10%台を誇り4月改編期でも7%台を維持していた注目のみのだが、何とたったの1.3%。ちなみに、国税局から約7500万円もの申告漏れを指摘され芸能活動を自粛していた板東英二でさえ1.8%。事件以降、みのの好感度は日を追うごとに急落しているのです」
ここ数年間、みのと運命を共にし『朝ズバッ!』降板の代償としてバラエティー番組の特番を提案していたTBSでさえも、いまや完全に及び腰状態。
「あそこまでイメージが悪化した上に、スポンサーもつかない。しかも、連日、街宣車がやってくる。最近はスポンサーの元にも街宣車が押しかけていく。いまだにみの起用を提案しているのは、制作事情を全く知らない石原俊爾社長だけらしい」(制作会社幹部)
視聴者をはじめ日テレグループからも三くだり半を突き付けられたみの。負の連鎖は確実に他局にも伝播していた。
「日テレとTBSから締め出されたみのを他局はますます起用しにくい。テレビ朝日は視聴率三冠王争いでみのに構っていられないし、過去にギャラ問題でモメている。フジテレビも『ほこ×たて』ヤラセ問題や『笑っていいとも!』の後枠問題で大混乱。テレビ東京は、日経新聞がスポンサー受けの悪いみのにOKを出さない。NHKは倫理問題で完全NG」(テレビ関係者)
まさにキー局から完全に締め出された感のあるみの。最近も日テレにお詫びに出向いたが、門前払いを喰らったという。
「さすがの“軽口もんた”も文春の手記には後悔している。馴染みの局幹部を拝み倒して銀座に連れ出して仲介を依頼しているが、リアクションはイマイチ。その際には『自分は騙された』と言って弁解しているというから、いまだに反省していないようだ」(事情通)
ジリ貧みのが頼みの綱とすがったのが、これまで歯牙にも掛けなかった地方局。最近は自ら社長を務める『ニッコク』の支店を回るついでに地方局に熱心に営業を掛けているのだ。
「まさに都落ちのドサ回りです。鎌倉名物“鳩サブレー”を手にして取り敢えずニッコクの支店がある東北・名古屋等などの地方局を回っているらしい。でもね、今回はみのさんでも厳しいと思います。非常に例えが悪いが、このケースは任侠の世界でいう破門状を出されたようなもの。日テレのネット局はまず使わない。『朝ズバッ!』降板問題がくすぶるTBS系列も無理だ。フジとテレ朝のネット地方局が引くかもしれないが、とんでもない低いギャラを提示されるでしょう(笑)」(地方局編成マン)
“視聴率男”と呼ばれた全盛期のみののギャラは一本1000万円以上。今後、みのが地方局に出演した場合、果たしてどのくらいのギャラが支払われるのか。
「東海や関西地方は一本当たり30万円〜。東北や中国、四国、北海道になると10万円からの交渉になる」(地方テレビ局事情通)
みのの糸は切れそうだ。