『ジョー』の場合、山P扮する矢吹丈の他に、芸能界きってのボクシング狂・香川照之が丹下段平、宿敵・力石徹が伊勢谷友介、白木葉子が香里奈という布陣。熱烈な梶原一騎信者たちのヒートを買いつつも、事前の話題作りには十分成功している。
一方の『ヤマト』もキムタク=古代進の他に、森雪=黒木メイサ、沖田艦長=山崎努と、すでにメインキャストは発表済であるが、誰もが一番知りたい「デスラー総統」のキャスティングは未だシークレットのまま。こちらはジラシの“寸止め感”で興味を惹く作戦のようだ。
このように最近、昭和の名作アニメが続々と実写化されることが話題を呼んでいるが、このラインナップにもう一本、あの名作が加わると噂になっている。なんとあの『ルパン三世』も、満を持して実写化されるというのだ。
配給元、監督、脚本などはまだ明らかになっていないが、現時点でリアルライブが入手した情報によると、主役のルパンは小栗旬。なるほど、彼が短髪でモミアゲを伸ばしたら、確かにそれらしく見えるような気がする。
そして注目の峰不二子役に、なんと沢尻エリカがキャスティングされるというのだ! にわかには信じがたい話ではあるが、誰もがご存じの名作の、誰もがご存じのセクシーヒロイン役が、彼女の記念すべき女優活動復帰作となるならば、インパクトは絶大。またぞろ各メディアの“エリカ様フィーバー”が復活するに違いない。
ところでこの実写版ルパン、監督ははたして誰なのか、次元大介は、石川五ェ門は、銭形警部は、いったい誰が演じることになるのか。続報を待ちたいところだ。