平均2%台が続き、5月に入ってからも上昇の気配はみられない。裏の読売テレビ系『情報ライブ ミヤネ屋』が健闘し、6〜7%で、大きく引き離している。
「『ミヤネ屋』の方はニュース性を色濃くし、コメンテーターも一部タレントを除いては専門知識陣中心。片や『知りたがり!』は、政治報道のときにオカマタレントが画面片隅のワイプ枠で大きく映し出されたりする。苦笑ものです。また、司会の一人であるロンブー・田村淳が、政治通ぶって情報を解説するのもしらける。いわゆる司会陣やコメンテーターら番組のメーンとなる出演者が弱いのが、足を引っ張っている原因です」(テレビ誌記者)
加えて、司会の住吉美紀の“仕事かけもち”に対しても風当たりが強い。
「『知りたがり!』スタートと同時に、住吉は午前中にFM東京の2時間30分の生放送『ブルー・オーシャン』の仕事を入れた。これでは『知りたがり!』に集中できないのは当然で、どちらかが手抜きになってしまう。それでも視聴率がよければまだ許されるが、沈んだままでは話にならない。売りとしていた住吉のヨガ体操も、適当になっている。9月以降も数字が上向かないなら、来春更迭という情報も流れています」(フジテレビ事情通)
新しい仕事を始めるのに、他の仕事も掛け持ちでやりたいという住吉の考え方は虫が良すぎる。よって、早くも後任として同じ事務所系列の眞鍋かをりの名前も出ている。
悲惨な状態が続いている『知りたがり!』だが、重要な夏場を前にいくつかの改善案を検討している。
一つは2時間を1時間に短縮するというもの。
「『知りたがり!』は2時から3時までは全国24局ネットだが、3時以降は4局に減る。電力を大量に使う夏場は視聴率もそれほど期待できないから、3時で打ち切ってはどうかということです」(前出・フジテレビ事情通)
さらに、週に数回の放送にして、他の日は思い切って“臨時休業”とするプランである。
大荒れ番組の行く末は暗い。