「視聴率競争で死に体のフジが、藁にもすがる思いでみのにオファーしたのが今年8月。もっとも、みのは初めは乗り気ではなかったらしい。本音は視聴率不振の『あさチャン!』(TBS)に出戻りたいという思いがあったからです。しかし探りを入れたところ、TBS側にその気が無いことがわかったんです」(事情通)
みのといえば、10月24日にホテルオークラで『みのもんた 古希の祝い』を催し、約1000人もの業界関係者を集め話題になったばかり。
「あの会のバックには、芸能界を牛耳るお偉方が3人も名を連ねた。その一方で、フジの亀山千広社長も出席した上に、代表取材もフジが仕切っていた。ポスト『バイキング』の司会を、みので想定していたからです」(キー局編成マン)
今回、フジがみのと心中する決意を固めた背景には、深刻なスポンサー離れが影響している。
「視聴率3位のフジに出稿するスポンサーは見つけるのが難しい。フジは改革案として、そこでまず、全日帯のお昼のベルト番組の改革に目を付けた。これまでのFM1、2層(10代〜40代の男女)からFM3層(40代後半〜60代)を取りに行く。みのは、あれだけのスキャンダルにまみれながらも、いまだに8.9%の潜在視聴率を維持していますからね」(編成関係者)
気になる新番組のタイトルだが、『奥さん××します!?』が有力だという。
「健康と明るい下ネタ、それに定番の電話相談などを交えてニューシニア世代の性と健康、お金をテーマに番組を構成する」(関係者)
ところが、ここまで具体的な話が出ていながら、最終調整にはまだ至っていない。
「ギャラですよ。そもそも番組一本当たりの総制作費が約900万円。当初、みのはかなり強気になって一本200万円を提示し、制作費を聞いて150万円に値下げしたものの、フジがOKしない。フジが想定していたのは一本60万円ですからね」(編成関係者)
ギャラ問題については、別の事情通が解説を加える。
「みのは今回の芸能界復活に際し、古希でも登場した“芸能界のドン”に多額のマネジメント料を支払わなければならないと噂されている。何でも『稼ぎの7-3、いや8-2の比で取られる』と言う関係者もいる」(事情通)
必死になるわけだ。