「系列会社に声掛けを行い、どうにかスタッフ計100人を掻き集めた。制作費は大盤振る舞いの一日当たり1000万円。日テレの『ヒルナンデス!』は1本400万円。『ミヤネ屋』は800万円。フジの台所事情は大丈夫なのか逆に心配になってくる」(他局編成マン)
番組制作費もさることながら、当然気になるのがMC陣の出演料だ。『直撃LIVEグッディ!』には俳優の高橋克実と『スーパーニュース』でお馴染みの安藤優子が起用される。
「高橋はどんなに視聴率が悪くても最低1年は継続する条件で、1本60万円〜に落ち着いた。安藤は1本当たり約50万円〜で、『スーパーニュース』が1本100万円だったことを考えれば半分ですが、『スーパーニュース』をリストラ寸前だったという背景や、夫がフジの執行役員であることから大幅値下げに同意したそうです。しかも、この番組を最後にテレビ界を引退する情報もあります」(制作会社幹部)
TBSも視聴率の振るわなかった午後2時帯に大ナタを振るい、新番組『ゴゴスマ』を立ち上げた。
「もっとも、この番組は中部日本放送で放映されていた番組。TBSがローカル番組を全国番組に格上げして放送するんです。万が一コケても中部日本放送の責任になるため、TBS局員にやる気は見られず、10月までの短期リリーフですよ。出演料も、博多華丸が40万円〜、大久保佳代子30万円〜で、他も20万円を超えないタレントばかり。中部日本放送関係者からはTBSは人も金もロクに出さないのにキャスティングには口を挟んでくるとの声も聞こえ、軋轢が問題になっている」(事情通)
その一方で注目度が高いのは、昨年芸能活動を本格化したヒロミをMCに起用するテレ朝の日曜午前帯の情報番組『サンデー・スポット』(仮題)だ。
「日曜の午前帯は『サンデー・ジャポン』(TBS)や『ワイドナショー』(フジ)、『誰だって波乱爆笑』(日テレ)などが揃う激戦区。そこにヒロミが投入された。結果を出せなければヒロミのタレント価値すら危うくしますよ。ギャラも1本100万円〜。ヒロミはギャラ交渉で一銭も負けなかったそうですが、その代り『数字が取れなければ直ぐに打ち切りにしてくれ』と啖呵を切ったとか。本人は高視聴率を取る自信があるようです」(制作関係者)
春の視聴率バトルを制するのはどの局か。