橋下代表と旧知の間柄の民放編成幹部は、次のように解説する。
「ニュースキャスターとしての魅力は十二分にあるからです。ニュース番組は、強烈なキャラを打ち出すキャスターが求められる時代になっています。立場が政治家だから一部分のみをクローズアップされ、曲解されている部分は間違いなくある。思ったことを堂々と述べられるし、『ポスト久米宏』といってもいい人物ですよ」
今回、橋下代表の芸能界復帰に一役買って出ると見られているのが『爆笑問題』太田光の妻で芸能事務所『タイタン』の太田光代社長。橋下代表がタレント弁護士時代、同事務所に所属し、現在も業務提携していることは有名だ。
「太田社長の営業力はハンパではない。あらゆることをシミュレートして人脈を作っている。橋下氏がいまも業務提携しているのは保険という意味合いもありますが、それ以上に彼女を信頼しているからです。また、維新の会の代表を降りれば、大阪市長もいずれ潮時となる。次回の市長選は2015年12月。“審判を仰ぐ”とブチ上げて辞任し、出直し市長選にうって出かねない。いずれにせよ、彼の性格を考えれば任期を全うするのは難しいのでは」(業界事情通)
ちなみに、橋下代表が芸能界に復帰した場合、オファーを予定しているテレビ局は枚挙にいとまがない。
「特に日本テレビとフジテレビは猛プッシュする。キャリアがキャリアだけに、1時間当たり最低でも220万円のギャラになります」(前出・編成幹部)
キャスターとして再度、天下を目指すか。