中田は28日放送のラジオ番組「らじらー! サンデー」(NHKラジオ第1)で、「(事務所の)幹部と社長に、いま僕は『謝れ』と言われている」と明かした。
中田によると、事の発端は2月に脳科学者の茂木健一郎氏がツイッター上で展開した「日本のお笑い芸人は終わっている」という持論。中田は4月15日に更新したブログで、茂木氏の主張に賛同。そのうえで、茂木氏の主張を批判した複数のお笑い芸人についても、「メジャーな先輩方が全員反対派だったので、がっかりしてしまいました」などと言及していた。
経緯を説明したうえで、中田は「暗に松本人志さんを批判するブログを書いたところ、吉本が全社をあげて大騒ぎし、幹部と社長に、いま僕は『謝れ』と言われている」と現状を説明。しかし、「ただ、僕の意思としては『謝らない』」、「そういうワケで、僕も覚悟をもってやってますんで」と松本に謝罪する意思がないことを宣言した。
中田の発言を受け、茂木氏は29日昼に更新した自身のツイッターで、「私の表現不足で、中田さんにご迷惑をおかけしてもうしわけないです。中田さんに対しては、今でも感謝しています。最後に一言。『笑いは自由だ!』」とつづった。
「すでに茂木氏の発言は3月中に松本がコメンテーターを務める『ワイドナショー』(フジテレビ)で取り上げられ、茂木氏が出演して謝罪。ところが、ここに来て再燃しただけに、次回の同番組では松本と中田の“直接対決”が期待される」(テレビ関係者)
「ワイドナショー」といえば、28日の放送で、スタジオジブリ・宮崎駿監督が過去に発言したとされる「引退宣言」をまとめたフリップが誤用だったとして、同番組のホームページで29日に謝罪。
本来、あってはならない不祥事だが、松本vs中田のバトルにかすんでしまいそうだ。