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米倉涼子が鍵を握るテレ朝と日テレの視聴率戦争

 年内視聴率戦争の醍醐味は、テレビ朝日と日本テレビのプライムタイム(19時〜23時)争奪戦に絞られてきた。
 11月半ばまでの視聴率では、テレ朝が12.3%、日テレが12.2%の2位でわずか0.1%差。ゴールデン(19時〜20時)が日テレ12.4%で首位、テレ朝が12.1%で2位、全日(6時〜24時)が日テレ8%でトップを飾り、2位がテレ朝7.6%。フジはすべての部門で3位に転落した。テレ朝がひとつの部門で首位を獲得できれば開局以来となる。

 激戦が続く中、テレ朝は「逃げ切り」を確信しているという。
 いま乗っている米倉涼子が、数字を上乗せしているからだ。早くもシリーズ化が決まった『ドクターX』が平均18%と絶好調。さらにもう一つ、米倉主演で強いドラマが控えている。松本清張の『熱い空気』だ。テレ朝が市原悦子でシリーズ化した『家政婦は見た』の原型ドラマである。
 同作品は83年放送の第1シリーズで初ドラマ化され、市原演じる人の不幸に喜びを覚える家政婦が、上流家庭の欺瞞を暴く姿が人気を呼んで、視聴率27.7%を記録した。

 そのリメイクで昨秋の『家政婦のミタ』(日テレ系)大ヒットもあり化ける可能性は大である。テレ朝では、米倉もの2本を軸に、最後の追い込みを図ろうとしている。
 「当初は12月16日放送が予定されていたが、ダブル選挙と重なるため22日に延期となった。各局横並びの選挙報道の後でもあり、気分転換に今話題の“米倉ドラマ”に流れる視聴者も多いはず」(放送関係者)

 テレ朝は4〜6月期で視聴率三冠王達成を祝い、食堂が無料開放された。これは日テレが過去にやったイベントで、物まねに過ぎない。ただ、年間でプライム勝利となれば、ある程度の金一封が出る。社員も目の色を変えるのは無理もない。
 「振り返ればテレビ東京」といわれたテレ朝だったが、朝日新聞からの天下り社長を阻止してから俄然社内の空気がよくなった。テレビ界三国志もいよいよ佳境ゾーンに突入だ。

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