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プロ野球12球団、監督達の天命やいかに!

 一足遅れてセ・リーグも開幕して、日本プロ野球は約4か月間の長丁場のペナントレースに突入した。12球団監督にとっては、自らの進退をかけた戦いになる。

 リーグ4連覇、2年連続の日本一を目指す巨人・原辰徳監督は、3年契約の2年目で来季まで契約が残っている。4年ぶりのリーグ優勝、3年ぶりの日本一奪回を目論む中日・落合博満監督も来季までの3年契約だ。ともに、今季優勝できなければ、来季正念場を迎えることになる。というのも、藤田第二次政権、あわや森新政権誕生の危機があった長嶋第二次政権のように、2シーズン優勝できなければ、進退問題が浮上するのは巨人の不文律になっている。これまで後任難というお家の事情もあり、今季7年目の長期政権の落合監督にも、ファン、OBが待望する、ポスト落合の大本命の立浪和義氏が控えている。

 今季限りで契約が切れる阪神・真弓明信監督は2年連続Bクラスならば解任。後任には星野仙一シニアディレクターの復帰がウワサされている。ヤクルト・高田繁監督も優勝でもしない限り、退団するだろう。最初から3年間でチームを再建して次世代の監督にバトンタッチすることを条件に、高田監督は引き受けているからだ。荒木大輔投手コーチへの禅譲が既定路線といわれている。

 新任の広島・野村謙二郎、横浜・尾花高夫両監督は、チームを浮上させられなくても、1年目での解任はないだろうが、来季は待ったなしの勝負の年になる。パ・リーグの新監督トリオの楽天・ブラウン、ロッテ・西村徳文、オリックス・岡田彰布監督も同じような立場になるだろう。

 リーグ連覇、4年ぶりの日本一奪回に挑む日本ハム・梨田昌孝監督には、球団からもう一つ、3年目の中田翔の一本立ちという課題が与えられている。3つのテーマがすべて失敗に終わると、一気に足下が危うくなる。

 就任1年目の昨年、3位になったソフトバンク・秋山幸二監督だが、ソフトバンク創業30周年に当たる今季は、孫正義オーナーから優勝の至上命令を受けている。もしV逸してもAクラス入りならばもう1年、3年目の来季が勝負の年になるだろう。が、Bクラス転落の惨敗ならば、進退問題浮上は避けられない。

 就任1年目の一昨年、いきなり日本一になり、株を高騰させた西武・渡辺久信監督も、昨年は4位に終わり、3年目の今季は正念場を迎えている。しかも、即戦力ルーキーと期待されていたゴールデンルーキー・菊池雄星が二軍スタート。菊池雄星の育成とV奪回という二大テーマがキーポイントだ。短期で終わるか、長期になるか、渡辺政権の命運を握る。

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