杏梨ルネはCGを駆使して同局が制作した3Dキャラクター。デザインはマンガ家の江川達也氏(51)が担当。1990年生まれ、東京出身の帰国子女、桃杏大学を9月に卒業という設定だ。
音声は同局の若手女子アナの声をサンプリング。動きはモーションキャプチャーを使用。スタッフが番組の進行に応じて音声や動作を入力し、生放送にも対応可能という。
「会場では、『加藤綾子アナに追いつきたい』と、当日現場にいたカトパンに“宣戦布告”していました」(スポーツ紙記者)
今後は各種番組への出演や広報・番宣のキーアイコンとして起用され、すでに10月15日スタートの新番組『にっぽんのミンイ』(月〜木、深夜0時35分)にレギュラー出演が決定。
まさに期待の新人女子アナだが、「入社式」の報道を受けたネットユーザーの評価は散々だ。
「ネット掲示板では、“'80年代のCG?”“エロゲに負けている”など酷評の嵐。実際に映像を見ても立体感が乏しく、古臭い印象。今年、紅白出場がうわさされるバーチャルアイドル・初音ミクどころか、かつて大コケした同種キャラの伊達杏子と比べてもかなり見劣りする。いったい何を血迷ったのでしょうか」(芸能ライター)
フジは、2004年以来、年間視聴率三冠王の座を維持してきたが、昨年、日テレがその座を奪取。今年の視聴率競争でも日テレ、テレ朝の後塵を拝している。
「復活を狙うフジは今回の10月改編でネットとのコラボを目玉の一つとして打ち出し、杏梨ルネもその一環。『入社式』には編成制作局長と編成担当局長も出席するという力の入れようでしたが、肝心のネットユーザーからは総スカン。いきなりコケた格好です」(テレビ誌記者)
フジの迷走は止まらない。