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押尾被告にレイプ疑惑

 合成麻薬MDMAを使用したとして起訴された俳優の押尾学被告(31)。すったもんだの末に8月31日、保釈されたが、この事件、まだまだ多くのナゾが残っている。中でも重大なのは、同じ部屋で死亡していた高級クラブに勤めるホステス女性(30)の死因だ。そこで結び付くのが過去に表ざたにならなかった事件だという。

 起訴状によると、押尾容疑者は今月2日ごろ、東京都港区の六本木ヒルズのマンションで、若干量のMDMAを飲んで使用したとされる。事件をめぐっては、同日夜、同マンション一室で女性が死亡しているのが見つかり、警視庁が部屋に出入りしていた押尾容疑者を事情聴取。尿検査陽性反応が出たため逮捕した。
 「押尾容疑者は逮捕直後、『女性から“違法なものではない”と錠剤を渡された』と容疑を否認。ところが、24日の拘置期限が近づくにつれ、取り調べの厳しさに耐え切れなかったのか、『違法なものと知っていた』、『ごめんなさい。うそをついていた』などと容疑を認めた」(警視庁担当記者)
 また、押尾容疑者は死亡した女性について「2人でいたところ、午後6時半ごろ、女性は手がけいれんし、歯を食い縛って意識がなくなった。心臓マッサージをしたが、意識が戻らなかった」と説明。警視庁は死因を調べている。 

 「押尾容疑者は女性を放置したまま、部屋を立ち去ったとされ、警視庁は重篤な症状のAさんを放置して必要な保護をしなかった保護責任者遺棄致死罪を適用できるかを調べていた。しかし、Aさんが亡くなったため押尾容疑者の供述のみが手がかりで、立件はならなかった」(同)
 ここで今回の件に結びついてくるのが、押尾がかつて大手事務所から独立した際に起こったある事件だという。
 「押尾容疑者は2005年末、所属していた芸能プロから独立。その理由については表ざたになっていないが、同年の8月、都内のキャバクラで酔って、トイレでホステスをレイプしようとした。押尾容疑者は駆けつけた署員と大立ち回りを演じ、女性は麻布署に被害届けを出したが、事務所が多額の示談金を女性に提示し、結局もみ消した代わりに押尾容疑者はクビ。あの時、しっかり処分されていれば、今回の事件は起こらなかったはず。当時から薬物をやっていたといううわさもある」(週刊誌記者)
 保釈後、滞在先が分からなかった押尾被告だが、1日夜になって、東京・多摩市にある父親のマンションに戻る姿が確認された。今後、過去の事件の被害者や、死亡した女性の遺族のためにも、事件の真相究明が急がれる。

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