「事の始まりは1年ほど前。事務所の方針にはついていけないと、ローラの担当マネージャーやスタッフ数人がほぼ同時期に辞めてしまったんです。以来、ローラのマネジメントに社長自らが口をはさむようになった。それからです。ローラが独立を考えるようになったのは…」(芸能プロ関係者)
さらにローラに追い打ちを掛けたのが、後輩で同じハーフタレントのダレノガレ明美への厚遇だ。
「社長と対立するようになったローラに、露骨にテレビのバラエティー番組などの仕事が回って来なくなった。ローラの不信感はますます強くなったようです」(芸能関係者)
最終的には法廷闘争にまで持ち込まれること必至な独立騒動。一部、芸能関係者の中にはローラのタレント生命の終焉説を唱える者もいる。
「契約書を盾に損害賠償を求め、何年間でも闘う姿勢を見せればローラは干上がってしまうというんです。確かに、決まっていた仕事をドタキャンされたと事務所が訴えればローラは不利な立場に晒される。CMの契約更改が流れたなど、事務所サイドは1〜2億円単位の賠償を請求するとも言われている」(同)
もっとも、そんな彼女に追い風となっているのが公正取引委員会だ。芸能界の契約システムを巡り、所属タレントが奴隷のように扱われてきたことを問題視し、現在、立ち入り調査を実施中なのだ。
「10月には音事協などのプロダクション加盟社に勧告が出される予定です。商法上はローラに勝ち目はないが、公取委の動きが後押しとなり、大どんでん返しが起きる可能性は高いですね」(芸能事情通)
すんなり“独立OK”とはいかなそうだ。