そんな、死に体の『バイキング』を立て直す救世主として、タレント・みのもんた(70)の名前が上がっているというのだ。
13年9月に次男が窃盗未遂容疑で逮捕され、事件直後にみのは「家族とはいえ、もう30を過ぎた男の別の人格」と発言したことで、無責任だと問題視された。さらに、事件の直前には、TBS『朝ズバッ!』で女子アナに対するセクハラ行為をしたという疑惑の渦中にあり、立て続けに問題を起こしたことで世間の怒りを買った。
そして、2回目の会見では前回の発言から反省した態度を見せたものの、「彼は職を失い、厳しい社会の批判に晒され、苦しい日々を送っているものと思います。多くのものを彼は失いました。苦しんでいると思います」と、息子を庇う甘さを露呈してしまう。
みのは常日ごろから『朝ズバッ!』や『サタデーずばッと』で、歯に衣着せぬ発言を続け、企業が絡む事件や騒動では、会社の存続を左右しかねないキツい発言を繰り返してきた。その姿勢が視聴者の評価を受けてきていただけに、世間にキツく、身内に甘いという実像は強い批判に晒された。
そしてみのは、身内の不祥事と自らの舌禍で、かつて何本も抱えていたレギュラー番組は読売テレビ『秘密のケンミンSHOW』と文化放送『ニッポン discover again』だけになってしまった。
そんな、みのに降って湧いたレギュラー番組の話。みのもかつては『午後は○○おもいッきりテレビ』で『笑っていいとも』と互角の視聴率争いをしていただけに確かにありそうな話だ。しかし、タレントの間ではこんな話が出ている。
「もう、みのさんは終わっていますよ。『秘密のケンミンSHOW』で一緒になりますが、オーラも覇気もない。出演者の一人で、中心じゃないもの。久本さん(雅美・55)の勢いの負けている」(秘密のケンミンSHOW出演者)
また、別の芸人は「番組の編集にも、みのさんを前面に出さない配慮があるみたい。スポンサーに対してね。収録現場とは違うから、放送を見ているとよく分かる」といった、裏事情があることも明らかにする。
みのがゲスト出演し、14年5月3日に関西で放送された『さんまのまんま』は、“スポンサーへの配慮”からか関東地方では放送されなかった。『バイキング』の起用話も“スポンサーへの配慮”で立ち消えるかもしれない。