姉の茉奈が9月3日から始まった『赤い糸の女』(フジテレビ系)で太ももあらわに濡れ場を演じているからだ。これには妹の佳奈も不機嫌のようだ。
マナカナは96年のNHKの朝ドラ『ふたりっ子』でデビュー、純情可憐路線を走り始めた。その後、08年の『だんだん』でNHKに再出演したのが好評で、以降、清純派の双子のイメージで活動を続けてきた。
しかし、今回は茉奈だけが大胆に舵を切った形。
その理由は何か。
「一般的に、路線変更には前向きな場合と後ろ向きな場合がある。茉奈の場合は後者になるでしょう」
こう語るのは、さるテレビ雑誌編集者。
「上昇志向の茉奈は数年前から大きな壁にぶつかっていた。子役時代なら、いくつかのテレビ局に食い込んでいれば、なんとか仕事もあった。だが、20歳を越えてからは双子姉妹をセットでプロモーションしても仕事がない。さらに26歳といえば、恋愛ドラマか映画というのが通例。だが、双子だとその役柄設定は特殊例を除いて難しい。茉奈に持ち込まれた今回の企画は、仕事に飢えていた彼女の心を大きく突き動かしたのです。ファンのことなどあまり考えていないはず」
最近は、こなす仕事にも変化がみられた。
“脱ぎ”へ向かう茉奈に対し、それほど欲のない佳奈は舞台やドラマが主。映画『茜色の約束』にも出ていて、この作品は地方の公民館などで巡回上映する手法で経費を回収している。
いわば茉奈は冒険型、佳奈は女優業さえできればそれで満足という堅実型で、ここにきて性格の違いが浮き彫りになってきた。
こうなるとマナカナの決裂は避けられそうもない…。