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長門裕之と津川雅彦。不仲の原因は母親にあり!?

 5月21日、俳優の長門裕之さんが亡くなった。77歳だった。

 父は沢村国太郎、叔父は加藤大介、そして祖父は「日本映画の父」こと牧野省三という芸能一家に生まれ、20代の頃は日活を代表する人気俳優、晩年はヤクザの親分から痴呆患者までこなす名バイプレイヤーとして長きに渡り活躍し続けた。その一生は「映画界のサラブレッド」の名に恥じない立派な人生であった。

 さて、もうひとりの「サラブレッド」こと弟の津川雅彦であるが、今回長門さん死去の際マスコミに対し「兄とは兄弟というよりも目の上のたんこぶ。ライバルに近い存在だった」と涙ながらに語った。

 実際、この兄弟の不仲は芸能界では有名であった。その原因は母で女優のマキノ智子さんにあるという。

 「マキノ智子さんは少年時代の津川さんを猫かわいがりしていたらしいです。理由は簡単で長門さんより津川さんのほうがハンサムだったから。美男子ではない長門さんにマキノ智子さんはかなり冷たくしていたようです」(自称映画研究者)

 マキノ智子さんは芸能一家として息子が不細工なのは、許せなかったのだという。

 「しかし、母の偏った教育のおかけで兄弟はそれぞれ、持ち味の全く違う俳優に成長したとはいえますね。苦労人の長門さんは器用に色んな役を演じれる名優に、津川さんはやんちゃ坊主がそのまま老人化したようなインパクトのある俳優になった。俳優を育てるという意味では母の教育は正しかったのでは?」(自称映画研究者)

 不仲はけっして悪いわけではないという良い見本である。息子を俳優にしたい母親は長門&津川兄弟に学べ!

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