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島田紳助&小籔千豊の吉本勢が仕掛ける『キングオブコント2010』潰し

 最近、TBSの局内が『キングオブコント2010』の準備に入ったという。すでに視聴率において、昨年以上の数字を取るべく様々な仕掛けが考案されているが、その一つが吉本芸人への対策である。2008年からコントのナンバーワンを決めるべく、TBSが始めた『キングオブコント』だが、実は2年連続で吉本芸人と因縁が生じている。

 2008年に開催された記念すべき第1回では、バッファロー吾郎が優勝したのだが、この結果に視聴者が猛然と反発。芸人が芸人を審査するというジャッジ方法では、人数の多い吉本芸人が有利であると批判意見が噴出。優勝したバッファロー吾郎は、決して面白いわけでもなく、後輩や同僚から慕われる人徳で勝っただけであり、2位に甘んじたバナナマンの方が上ではないかという意見がネットを中心に流布された。

 これだけならまだしも、この風潮に反発する形で、2008年10月のMBSラジオ『ゴー傑P』にて、吉本芸人の小籔千豊が「カスのド素人が文句言うな!」と、TBSの視聴者をカス扱いする暴言を展開。火に油を注ぐ形になった。MBSの番組内で、TBSの視聴者を馬鹿にする発言をしたことは、東京のキー局各社で問題視された。

 さらに2009年に開催された『キングオブコント2009』でも、吉本芸人との間でトラブルが起きている。優勝者の東京03が、2009年10月3日にTBSで放送された『オールスター感謝祭』にて、シルク・ドゥ・ソレイユのショーの最中にMCの島田紳助から、楽屋に挨拶に来なかったという理由で叱責されるというトラブルが発生。生放送中に後輩に厳しい指導をする島田紳助の行動に対して「社会人としてありまじき行為である」と批判の声が挙がった。

 とにかく、毎年吉本芸人に水を差されている『キングオブコント』、今年こそは何も起きないように吉本対策を万全に整えていくらしい。M-1ほど吉本パワーが発揮できない苛立ちもわからなくはないが、間に挟まれた松本人志が気の毒である。

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