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故鳴戸親方の疑惑調査は打ち切りで幕引きへ

 日本相撲協会は11月8日、福岡国際センターで臨時理事会を開き、「週刊新潮」が報じた一連の故鳴戸親方(享年59=元横綱・隆の里=本名・高谷俊英=たかやとしひで)の疑惑に関する調査報告と、部屋の後継問題について協議した。

 7日に急性呼吸不全で死去した故鳴戸親方が、5年前に弟子を角材などで殴打したとする件については事実と認めたが、当事者の親方が死去しており、鳴戸部屋に再発防止を命じ、各部屋にも通達を出すことで調査を打ち切ることとした。その際に、関脇・稀勢の里が親方の暴行を補助したとする報道については、親方から逃げようとした弟弟子を向き直らせただけという稀勢の里の証言を信用した。

 十両・隆の山に体重を増やす目的で、親方がインスリンを注射したとする問題については、隆の山が親方の許可を得て、自分の意思で打ったと報告。稀勢の里、隆の山両力士に対しては、注意がなされたという。

 5年前のこととはいえ、暴行はあったという衝撃の事実が明らかになった。インスリン注射にしても、外国人(チェコ出身)の隆の山が、糖尿病を患っていた親方に処方されたものを、自身の意思で果たして打てるものなのか疑問は残る。しかし、当事者が亡くなったことで、協会は幕引きとした。

 しかし、監督する立場にある中川正春文部科学相は、「相撲協会には調査と報告を求めていた。引き続き調査をしてもらう」と語っている。協会は後日、文科省に調査の報告書を提出するが、協会の思惑通りには進まない可能性もある。

 また、部屋の後継問題については、故鳴戸親方夫人の意向を尊重した上で、部屋付き親方の西岩親方(元幕内・隆の鶴)が、8日付で、年寄・鳴戸を襲名し、部屋を引き継ぐことになった。

 なお、故鳴戸親方の通夜は10日午後6時から、告別式は11日午前9時半から、千葉県松戸市のセレモニースギウラ東松戸駅前ホールで執り行なわれる。喪主は典子夫人。
(落合一郎)

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