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辞任表明の高田監督に早くもラブコールが…

 「日はまた昇る」−−。高田繁監督(64)が辞意を正式表明したのは、26日の対楽天戦後。交流戦開幕から9連敗、借金19の惨状もあり(同日時点)、「これ以上続ければ、高田監督の経歴に傷がつく」とも囁かれていた。シーズン途中、それも「5月の辞任表明」だから、本人も悔しかっただろう。しかし、雪辱を果たす日はそう遠くないという。

 「西の方から、お声が掛かるかもしれませんね」(球界関係者)
 「西の方」とは、福岡ソフトバンクホークスのことだ。ホークスの秋山幸二監督(48)は3年。2011年シーズンまでだ。王貞治・前監督(70=現取締役会長)のもとで帝王学を学び、満を持して登場した“若手監督”ではあるが、長期政権にはならないようだ。
 「いずれは小久保(裕紀)サンが監督になるんでしょ? 秋山監督に不満はありませんが、それまでの繋ぎ役」
 そんなふうに語る者は少なくない。それも、ホークスナインのなかからも聞こえてくる。
 「ホークスは近年、優勝から遠ざかっています。小久保たちの世代がピークを終え、新旧世代交代にあるので、秋山監督は『育てながら勝つ』という非常に難しい課題を背負わされている」(プロ野球解説者の1人)
 小久保も現役生活への執着心が強い。そうなると、『小久保政権誕生』までの繋ぎ役を見つけなければならず、次の監督は『外部招聘』になる可能性も捨てきれないのだ。前出の関係者は「秋山監督の任期延長が大前提」と前置きしたうえで、こう説明する。
 「球団は王会長に決めてもらうでしょう。王会長には球団にずっといてもらいたいと思っています。また、監督志望の強いプロ野球OBは『2011年まで』という秋山監督の契約任期の短さを見据え、それとなく自己アピールもしています。王会長が決めるとすれば、巨人時代の後輩である高田氏が浮上してきても不自然なことではありません」
 高田氏は監督業に対する執着心が非常に強いという。北海道日本ハムでゼネラルマネージャーとして活躍し、その手腕を高く評価されていたが、本人は『監督職』への思いを断ち切れず、ヤクルトに飛び出した。こんな声も聞かれた。
 「高田氏の母校・明治大学が今年創部100周年です。中央大学・高橋善正、慶応・江藤省三、東京国際大学・古葉竹識などのプロ野球の監督、コーチ経験者が学生野球の指揮官を務めています。大学生投手のレベルが高くなったのは、プロ野球経験者の指導もあるとされ、明治もいずれプロ野球を経験したOBを監督に迎えるとされ、その候補者の1人に高田氏の名前があるんですよ」(前出・関係者)
 高田氏の監督業に対する執着心の強さ、ソフトバンク、母校の内情などからして、“復活”の可能性は高い。蛇足になるが、氏の趣味の1つに家庭菜園があるという。苗ではなく、タネから育てており、「時間が掛かるから楽しんだ」と話しているそうだ。選手育成、チーム作りも時間が掛かる。気持ちが落ち着いたら、高田氏は再び動き出すだろう。

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