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【雅道のサブカル見聞録】迫り来る美少女達をなぎ払え! 新感覚3Dシューティング

 一般に3Dガンシューティングと言えば、ゾンビやらテロリストやら、迫り来る凶悪な敵を銃でなぎ払っていくものだが、アルケミストから今冬発売予定のXbox360ソフト『ぎゃる☆がん』は、かなり勝手が違う。見習い天使の「はたこ」の放った矢を浴び、ひょんなことから「一日限定のモテ男」になってしまった主人公が、意中の彼女に告白するため言い寄ってくる女の子達を、眼力でなぎ払うという新感覚のギャルゲーガンアクションなのだ。
 
 告白できるヒロインは全部で4人。モテモテ状態を利用して彼女を作るとは、なんとも卑怯に思えるが、矢の効果が切れれば明日からは永遠に彼女が出来ない生活が続くというのだから、行動に移す他あるまい。矢の影響で主人公に告白せんと立ちはだかる計60人美少女達を“フェロモンショット”という特殊な眼力で失神させながら突き進む。とてもアレな方向に斬新な発想だが、ゲームのシステムとしては敵の飛び出しのタイミングなど、3Dガンシューティングとしての抑えるべき所は抑えていて、ネタ方向に突き進みつつも完成度は高い。

 また、シューティングパート中、フェロモンショットを受けた時のキャラ叫びが喘ぎ声っぽくて…ちょっとうれしい。角度によってはへたり込んだ瞬間、かなりきわどい絵が見れることも。特定の条件を満たすと“ドキドキモード”に突入。一人の女の子を360度、色々な角度から撃ちながら、舐め回す様に見ることができる。時間内に昇天させると更にイイことが…。各ヒロインの特性に合わせた特殊シューティングモードや会話モードも用意されている。中には妖怪と思われるものとの戦闘で、触手に拘束されているヒロインの姿も…。

 まさにバカゲーと言われたいがために狙いすましたような設定のゲーム。その潔さに逆に好感をもてる。殺伐とした世界で銃を取り、ガチムチのオッサンが活躍する海外ゲームと、実験的なオタ向けキャラゲームが同居するXbox360には、これ以上ない程向いているソフトと言えよう。一刻も早い発売が待たれる。ヒットすればギャルゲーガンアクションという新ジャンルが確立するかも!?(斎藤雅道)

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