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徐々に明らかになる牧伸二さんが飛び降り死するまでの足取り

 「あ〜あ、やんなっちゃった」で知られたウクレレ漫談家の牧伸二(本名・大井守常)さんが29日午前0時15分頃、東京大田区の丸子橋から多摩川に飛び降り亡くなった件について各スポーツ紙が続報を報じている。

 遺書は見つかっていないが警視庁田園調布署は自殺とみているが、牧さんは28日午後1時15分から同30分まで、東京・上野の寄席「お江戸上野広小路亭」で、自身が会長を務める東京演芸協会のイベントに出演。その後、同4時10分から浅草の演芸場「東洋館」で公演が予定されていたため、上野から浅草まで弟子とタクシーで移動し、同2時ごろ東洋館前に到着。

 牧さんは荷物を弟子に預け、「喫茶店に行ってくる」と告げて、約150メートル離れた行きつけの喫茶店に向かい、アメリカンコーヒーを注文し、2時半ごろまで滞在。店員によると、いつもはおしゃれなスーツ姿なのが、作業服のようなジャンパーを着用しており、普段と同じように「いってらっしゃい」と送り出したが、元気がない様子だったという。

 出演時間が迫っても会場入りしないため、弟子らが周辺を捜索。牧さんは携帯電話を持ち歩いていないために連絡がつかず、公演はキャンセル。また、同日行われ出席予定だった会長を務める任意団体「東京演芸協会」の理事会も欠席したが、一部によると、同協会の資金をめぐり、金銭トラブルの渦中で悩んでいたという情報もあることを報じている。

 「その後の足取りについては報じられていないが、飛び降りた場所までは、牧さんの自宅から約1.5キロの距離がある。牧さんは足の具合が悪く杖をついていたので、飛び降りた場所からほど近い私鉄の駅で降りた可能性もあるが、何が牧さんを死に向かわせたのかはいまだに謎」(ワイドショー関係者)

 葬儀・告別式は近親者のみで行われるというが、牧さんは様々なものを1人で抱えたまま天国に旅立ってしまったようだ。

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