「朝の情報番組で民放も含めてトップの座に君臨するのはNHKの『あさイチ』で視聴率は9〜10%台だが、企画の内容によっては10%超えもある。それに続いて民放トップの座を争うのが『とくダネ!』と『スッキリ!!』で平均7〜8%台ほど。以前は『とくダネ!』がしっかり民放トップをキープしていたが、週間平均では『スッキリ!!』が逆転するようになった。それに続くのがTBSの『はなまるマーケット』で6〜7%台、民放再開はテレビ朝日の『モーニングバード!』で5〜6%。視聴率好調なテレ朝の中で足を引っ張っている」(テレビ関係者)
「スッキリ!!」は、月間平均視聴率ではこれまでにも何度か民放首位を獲得していたが、4月クール(4月〜7月)の期間平均視聴率で初めて「とくダネ!」に並ぶ7.3%を記録し、7月クール(7月〜9月)では7.2%と民放単独首位を獲得した。
巻き返しを狙ってか、「とくダネ!」は10月から大幅にリニューアルしたがこれがどうもすっきりしないというのだ。
「セットを大幅にリニューアルしたが、中身は以前と同じ。週刊誌などで『カットになる』と報じられたMCの小倉智昭キャスターの“上から目線”のオープニングトークは継続している。変わったところといえば、経費削減のため、長年同番組のコメンテーターとしてお茶の間におなじみの顔だった眞鍋かをり、ピーコ、高木美保らを“リストラ”。高木は10月から『モーニングバード!』の木曜コメンテーターに“転職”。視聴率アップのためにはもっと大胆なリニューアルが必要なはずだったが…」(同)
先日は自民党の安倍晋三総裁を揶揄する発言で謝罪した小倉キャスターだが、視聴者の好感度と視聴率を上げるためには失言を慎んだ方が良さそうだ。