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豊昇龍、優勝なければ大関になれなかった?「厳しすぎないか」審判部長が高いハードル設けたワケは

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 23日の7月場所千秋楽で大関昇進目安(三役で直近3場所33勝以上)をクリアし、自身初優勝も果たした関脇・豊昇龍。大関昇進を預かる相撲協会・佐渡ヶ嶽審判部長(元関脇・琴ノ若)の発言が物議を醸している。

 報道によると、佐渡ヶ嶽審判部長は豊昇龍が優勝決定戦を制し「12勝3敗」で優勝した千秋楽終了後、八角理事長(元横綱・北勝海)に大関昇進を諮る臨時理事会の招集を要請。これにより豊昇龍の大関昇進は確実となったが、同部長は同日に応じた取材の中で「優勝が条件だった」と明かしたという。

 豊昇龍は先々場所10勝、先場所11勝をマークしており、今場所は12勝以上なら昇進目安をクリア。その豊昇龍について、佐渡ヶ嶽審判部長は場所前に「取組を見て、あとは勝ち星ですよね。千秋楽まで相撲を見る形になると思います」と、相撲内容・勝利数を総合的に判断すると口にしたことが伝えられていた。

 >>元横綱・白鵬が豊昇龍の取り口に苦言「本来してほしくない」 逆転狙いの強引投げを問題視、トーナメント戦で指摘も響かず?<<

 佐渡ヶ嶽審判部長の発言を受け、ネット上には「優勝が条件ってさすがに厳しすぎないか」、「場所前にはそんなこと一言も言ってなかったじゃないか」、「決定戦負けて優勝同点なら見送るつもりだったのか? それは酷すぎるわ」、「格上総崩れだからってここまでハードル上げるのはどうなのか」といった批判が寄せられた。

 「今場所は初日から貴景勝、霧島(4日目から再出場)の2大関が初日から休場。さらに、4日目からは横綱・照ノ富士も途中休場と、豊昇龍より格上の力士たちはほぼ総崩れ状態となっていました。そのため、審判部側は同格以下から12勝以上をマークするだけでは決め手に欠けると考え、優勝の可否を判断基準に加えたのでは。ただ、『大関で2場所連続優勝もしくは、それに準ずる成績を挙げた者』と定められている綱とりならともかく、大関とりに優勝を求めるのは厳しすぎると不満を抱いたファンも少なくなかったようです」(相撲ライター)

 結果的に優勝を果たしたため、無事に大関昇進となりそうな豊昇龍だが、仮に決定戦で敗れ昇進が見送られた場合は、佐渡ヶ嶽審判部長にファンからのブーイングが上がっていた可能性も決してゼロではなさそうだ。

文 / 柴田雅人

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