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楽天・田中、2024年にメジャー復帰? 大幅減俸の裏で海外メディアが評価する要素は

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田中将大

<メジャー復帰が1年遅れただけではないか。その可能性もある>

 MLB情報を扱うコロンビアのスポーツサイト『Momento Deportivo』が、楽天イーグルス・田中将大投手が大幅減俸で契約更新したことを伝え、2024年の米球界復帰も予想していた。

 田中が23年の契約更改に臨んだのは、1月7日。「47%減」、「9億円から4億7500万円」まで減額された。

 この大幅減額の衝撃を、多くの米メディアが伝えていた。

 「日本とメジャーリーグでは、査定基準が違うようですね。米球界の査定法なら、ここまで減額にはならなかったと思います」(米国人ライター)

 田中は「2年18億円」で21年から楽天に復帰した。しかし、21年は4勝、22年も9勝しか挙げておらず、田中自身も、

 「ファンの方々の期待も裏切ってしまい、そういう部分で物凄く不甲斐ない2シーズンだった」

 と語り、大幅減額を受け入れた。

 >>田中将大に「初めて見た」「物に当たるなんて」驚きの声 ベンチで怒り爆発? 試合後には意味深発言も<<

 前出の米国人ライターが首を傾げる。

 「復帰後の2シーズンで318回3分の2を投げ、13勝21敗、防御率3・16。でも、22年シーズンのWHIPは1・16、FIPが3・46です。MLBであれば、制球力が高く、優秀な投手と判断されます」

 WHIPはイニング当たりの「与四球+被安打数」、FIPは「被本塁打、与四死球と奪三振のみを用いた評価指数」だ。データ解析が進むMLBではさまざまな評価指数があり、米球界では勝ち星や防御率よりもWHIPやFIPで投手を評価している。

 「出来高のオプションがついているとは言え、田中が大幅な減額を受け入れたことに、海外の野球メディアは驚きました。そして、WHIPやFIPの数値から、『元ヤンキースの田中は健在だ』と思ったようです」(前出・同)

 そうなると、やはり、気になるのは「メジャーリーグ帰還」の可能性だ。

 「健在」と言いつつも、米サイトも球速のダウンなどを懸念していた。

 「米FA市場を見ると、実績のある先発投手の相場が高くなっています。今年35歳になる田中なら、『お手頃価格』で交渉できるのではないか、と。ヤンキース時代のようなエース級の活躍はできなくても、ローテーションは守ってくれるのでは」(現地記者)

 そもそも、田中の契約更改が“年明け”となったことだが、楽天球団の関係者たちは「他意はない」と言うが、「MLBのオファーを待っていたのではないか?」との声も聞かれた。

 「年末年始はニューヨークにいました。プライベートな家族旅行だと言っていましたが」(球界関係者)

 「あと10勝」で日米通算200勝に到達する。契約更改後のオンライン会見でも「早く到達させて」と語っていたが、先の楽天関係者によれば、田中はWBCのメンバー入りを強く望んでいるそうだ。

 「侍ジャパン30人に選ばれることを前提にハイペースでの調整も行っています」(前出・関係者)

 WBCで好投すれば、MLBスカウトにも“健在”をアピールできる。海外サイトはWBCやペナントレースで好成績を残し、24年の米球界再挑戦のシナリオを予想していた。昨季最終戦、田中は目の前でオリックスの胴上げを決められた。まずは、そのリベンジだろう。(スポーツライター・飯山満)

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