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日本ハム投手が“冤罪”で危険球退場に! 本人は認めず猛バッシング、今も語り継がれる“世紀の大誤審”

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栗山英樹監督

 9日に横浜スタジアムで行われたDeNA対阪神の一戦。試合は「6-1」でDeNAが勝利したが、同戦で球審を務めた柳田昌夫審判の判定が物議を醸す場面があった。

 問題となったのは、「2-1」とDeNA1点リードで迎えた5回裏無死二塁での判定。この場面でDeNAは神里和毅がバントヒットを決め無死一、三塁とチャンスを広げたが、阪神・矢野燿大監督は神里の左足がバッターボックスから完全に出ていたのではないかと抗議。ルールでは足が完全に出ていた場合反則打球で打者はアウトとなるが、柳田審判は出ていないと判定し矢野監督の抗議を退けた。

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 神里の左足がホームベース後方まで出ていたため、ファンの間でも「完全に出てるだろこれ」、「白線にぎりぎりかかとが乗ってたんじゃないの?」と議論を呼んだ柳田審判の判定。一部では「柳田って昔日シリでも誤審してたよな」、「日シリでの誤審があるからどうも信用ならん」といったコメントも見られた。

 元々ヤクルト(1985-1993)、近鉄(1994-1996)でプレーしたプロ野球選手で、引退翌年の1997年から審判に転身している柳田審判。今年6月25日のヤクルト対阪神戦で審判として通算2000試合出場を達成したベテランの審判だが、過去に疑惑の判定で球界に波紋を広げたことがある。

 2012年11月1日、札幌ドームで行われた日本シリーズ第5戦・巨人対日本ハム戦。前月27日に開幕したシリーズは、第4戦までを終え巨人、日本ハム共に2勝。同戦は勝った方が日本一に王手をかけるという重要な一戦だった。

 問題の判定が生まれたのは、「5-2」と巨人3点リードで迎えた4回表無死一塁の場面。送りバントの構えをとる巨人・加藤健に対し、日本ハム2番手・多田野数人が投じた初球は顔面付近に。加藤は体をのけぞらせて回避したように見えたが、頭部を押さえその場にうずくまった。

 テレビ中継で直後に流されたスロー映像では加藤の頭部に球は当たっていなかったため、解説の古田敦也氏は「(引いた)自分のバットが頭に当たった(のではないか)」と推測。ところが、球審の柳田審判はこの投球を死球と判定し、さらに多田野に危険球退場を宣告した。

 予想外の判定を受け、日本ハム・栗山英樹監督は直ちに柳田球審の元へ近寄り抗議。栗山監督が詰め寄る間、古田氏が「これは間違い」、もう1人の解説者であった工藤公康氏(現ソフトバンク監督)も「当たってないから危険球ではない」とそれぞれ疑問を呈したが判定は覆らず。試合は無死一、二塁で再開されたが、古田氏は「当たってないから誤審ですね。はっきり言って」と最後まで納得いかない様子だった。

 その後試合は「10-2」で巨人が勝利したが、試合後の話題は柳田審判の判定に集中。ただ、本人は「難しい判断ですが、自分の判断を尊重します」と誤審を認めず、加藤も「必死にプレーした。何が起こったのかなという感じ」と当たったかどうか明言しなかったため、ファンの間からは「明らかな誤審なのになんで認めないんだ」、「当たってないから明言できないんだろ、根性が腐ってる」と両者への批判が噴出した。

 結局その後も判定は変更されないまま日本シリーズは巨人が制したが、2016年限りで引退した加藤は引退後に多田野の球は頭部に当たっていなかったことを明かしている。加藤によると、実際は引いたバットが頭に当たっていたとのことだが、「目もつぶっていたので、それが頭にボールが当たったのかとあの瞬間は思った」という。

 投球直後は気が動転していたため死球と思い込んでいたが、ベンチに戻って映像を確認すると当たっていなかったという加藤。ただ、当時は自分の発言でチームに迷惑がかかるのではとの思いもあり、詳細を言い出すことができなかったという。

 現在でも“世紀の大誤審”の1つとして数えられることも少なくない加藤への死球。今回のプレーは加藤の死球のような明確な誤審ではないが、当時物議を醸した柳田審判が球審としてジャッジしたということで、おとがめなしの判定にモヤモヤを抱えたファンも少なくないようだ。

文 / 柴田雅人

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