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日本ハム・清宮に「ただのまぐれ」厳しい声? 勝利を呼んだ大活躍に賛否、栗山監督は「これが普通」と檄

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清宮幸太郎(写真は高校時代)

 23日に行われた日本ハム対楽天の一戦。試合は「11-0」で日本ハムが大勝したが、試合結果以上に話題となったのが日本ハム・清宮幸太郎の活躍だった。

 同戦に「6番・一塁」で先発した清宮は2回裏2死の第1打席は中飛に倒れるも、5回裏無死の第2打席ではフォークを捉えヒットを記録。続く6回裏に2死一、三塁で迎えた第3打席ではツーシームを打ち右前へタイムリーを放った。

 さらに、7回裏2死一、三塁とまたしてもチャンスで迎えた第4打席では、インハイのストレートを振り抜き4号3ラン。8回裏2死一、二塁の第5打席は二飛に終わったが、「5打数3安打・1本塁打・4打点」の活躍でチームの勝利に大きく貢献した。

 >>日本ハム・栗山監督、清宮に「ワクワクしなくなっちゃった」? 辛らつに突き放すも、他球団が警戒する“予兆”に密かに期待か<<

 清宮の活躍を受け、元DeNA監督・中畑清氏、元広島監督・達川光男氏ら球界OBがテレビ番組上でコメントしている。同日放送の『SPORTSウォッチャー』(テレビ東京系)に生出演した中畑氏は、「(本塁打には)インハイのボールを腕を畳んでコンパクトに振り抜くうまさ(が見られた)」、「(これが)逆方向にも打てるようになれば最高」とコメント。インコースの球を打つ際の腕の使い方が良かったと称賛するとともに、アウトコースも同じように腕をうまく使い逆方向に運べるようになればもっと成績は良くなると期待した。

 こちらも同日放送の『プロ野球ニュース 2020』(フジテレビONE)に電話で生出演した達川氏は、「(2本のヒットはいずれも)落ちるボールを打っていた」、「そういうボールが打てるようになってきた。栗山(英樹)監督は辛抱したかいがあったと思う」とコメント。自身がソフトバンクでコーチを務めていた時代(2017-2018)の清宮は落ちる変化球を投げれば簡単に抑えられる選手だったというが、その後約2年を経て着実に成長を見せていると評価した。

 同戦の清宮については、ネット上にも「長らく本塁打が出てなかったけどやっと目覚めてくれたかな」、「近藤(健介)や大田(泰示)がいない中で4打点はいい働き」、「甘い球を打った本塁打よりも、沈む球に合わせたヒットの方が手応え良かったんじゃないかな」、「この調子で6、7番辺りに定着してくれれば、相手投手に重圧与えられるから頑張ってほしい」といった反応が多数寄せられている。

 一方、「褒めてる人結構多いけど、自分はたまたま打っただけとしか思えない」、「ただのまぐれだろ、どうせ次戦以降からまた打たなくなるよ」といった反発の声も複数見受けられた。

 「今回4号を放った清宮ですが本塁打は7月16日の対ロッテ戦以来38日ぶりとかなり間隔が空いた上、本塁打翌日に安打を放ったのも一度だけと活躍が続かない傾向があります。この影響もあったか、今シーズンの成績は同戦を含めても『.188・4本・12打点・19安打』と打率2割にも届いていません。また、ここまでの4本塁打は全て右投手から放ったもので、左投手からは本塁打はおろかヒットも1本しか打てていない点も気がかりです。『たまたま』、『まぐれ』といった手厳しいファンを納得させるには、このあたりの課題をどう克服していくかが重要だといえるでしょう」(野球ライター)

 2017年ドラフト1位で日本ハムに入団するも、2018年は「.200・7本・18打点・32安打」、2019年は「.204・7本・33打点・51安打」と打率、本塁打は思うように増やせていない21歳の清宮。試合後の報道では栗山監督から「今日はよかったかもしれないが、これが普通」と檄を飛ばされたことが伝えられているが、同戦で得た手ごたえを忘れることなく、次戦となる25日・対西武戦以降も快音を響かせていきたいところだ。

文 / 柴田雅人

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