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「はい、終わり」は「自分の生活が終わった、の意味」堺市煽り運転男、懲役16年確定で「甘すぎる」の声も

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画像はイメージです

 3日、2018年に大阪府堺市の路上で乗用車に乗る42歳の男が、前方を走っていたバイクの大学生を煽り死亡させた事件について、最高裁第二小法廷が被告の上告を棄却したことが判明。これにより懲役16年の実刑判決が確定した。

 この事件は2018年7月、堺市南区の路上で42歳の男が運転中、後ろからバイクで追い抜いた大学生に激怒。時速100キロ近いスピードで追いかけ回し、車をぶつけて転倒させ、死亡させた。その際、男が乗るドライブレコーダーに「はい、終わり」とつぶやく音声が録画されていた。

 ​>>「はい、終わり」堺市煽り運転、控訴審も殺人罪認定 反省の態度見せず懲役16年に「短い」の声も<<​​​

 男は殺人罪に問われ、初公判で「あえて追突事故を起こしていない」「腹を立てて追い回してはいない」などと殺意を否定。クラクションを鳴らし続けて走った件についても「危険を感じて鳴らした」、「はい、終わり」発言も「自分の立場や生活が終わったという意味」と弁明していた。

 この主張を裁判所が認めるはずもなく、「はい、終わり」発言について「軽い口調から、「悲しみや嘆きと言った感情を吐露した発言とは到底考えられない」と断罪。殺人罪の適用を認め、懲役16年の判決を言い渡す。さらに控訴審でも、大阪高裁は1審の判決を支持。被告は上告していたが、最高裁第二小法廷が7月31日付で棄却。この決定により、男の懲役16年が確定した。

 煽り運転が問題化するきっかけの1つとなった事件に下された「懲役16年」という決定に、「当然の判断」「長く時間がかかりすぎたが、妥当な判断で良かった」「納得している」など、支持する声が上がる。

 一方で、「刑期が短すぎる。無期懲役でいいのではないか」「許せない。やっぱり軽いと思う」「遺族の気持ちを考えたら、死刑でもいいくらい」「反省している態度もないし、本当にそれでいいのかという感じ」と疑問視する声も続出した。

 煽り運転は社会問題化しているが、被害報告が後を絶たない状況。今回の事件のように悪質なものは、殺人や殺人未遂罪を適用するべきだろう。

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