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八丁堀の夜に“平成仕事人”を見た

 八丁堀の夜に“平成仕事人”を見た。
 JR八丁堀駅から徒歩約1分、鍛冶橋通りと鈴らん通りが交差する旧京華小学校跡地に「京華スクエア」=写真=がある。3階には早稲田大学エクステンションセンター八丁堀校が入り、午後9時を過ぎても3階の窓にだけはこうこうと灯りがともっている。静まり返った夜のオフィス街に、その学び舎の灯りはなんとも神秘的に映る。
 校名にある「Extension」は「開放」を意味し、学習意欲の高いすべての人を対象に教養、ビジネス、語学、パソコン、スポーツなどのジャンルで年間約1500講座を開く。昼夜開講型の会員制オープンカレッジで入学試験はなし。やる気さえあれば「出来」は問わない。

 冬学期講座は15日から一般受付が始まるが、八丁堀校には「大江戸のうわさ話」「幕末江戸庶民文化論」「赤穂事件を読む」「古文書から読み解く江戸時代」など江戸・東京ジャンルの講座が特別設けられている。
 江戸初期に埋め立てられた八丁堀は、1635(寛永12)年、江戸城下の拡張計画によって与力・同心組屋敷の町になった。捕物帖で「八丁堀の旦那」と呼ばれる江戸町奉行配下の与力・同心が暮らした。着流しの帯に差した十手の朱房は、庶民の味方のしるし。パチンコ機種にもなった人気時代劇「必殺仕事人」シリーズでは、昼間はさえない中村主水(藤田まこと)が夜、弱者の恨みを晴らすためにこの街を走った。
 時代の変わったいまも、スキルアップのため通学するビジネスマンが夜の八丁堀を走る。昼間の本職はそこそこに、なんてことはないだろうが…。

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