7回目となる今回は新日本がホストを務め、現地時間22日から米シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスを転戦する。プロデューサーはJカップの発起人、獣神サンダー・ライガーだ。ライガーはトーナメントにはエントリーしない模様だが、3大会全てに出場することが発表されている。ライガーは「アメリカ西海岸を一色に、ジュニア一色に染めたい」と意気込みを語った。
7th STAGE『スーパーJカップ2019』トーナメントには1日現在6人の選手がエントリーしている。新日本プロレスから田口隆祐、SHO、石森太二、メキシコCMLLからカリスティコ、ドラゴン・リー、そしてTNAやWWEでも活躍したクルーザー級の強豪、TJPである。
田口は3大会連続出場、石森はノア時代に続いて2大会連続の出場。“元祖・神の子”カリスティコは前回大会にスペシャルマッチで出場しているが、トーナメント参加は初めて。初代ミスティコ時代に伝説的ルチャドールとして数々の伝説を築き、メキシコでは国民的なスーパースターとされる。WWEでは初代シン・カラとしても活動していたことからアメリカでの知名度も高い。今年1月には新日本とCMLLの合同興行『ファンタスティカマニア2019』にも来日。久々に日本のファンの前で元気な姿を見せていた。
注目のTJPは、プリンス・デヴィット(フィン・ベイラー)、カール・アンダーソンらを輩出した新日本プロレス・ロス道場に在籍していた。2002年には新日本に初参戦。2011年には『ベスト・オブ・ザ・スーパーJr.』にも出場。3勝5敗という結果に終わったが、必殺のデトネーション・キックで強烈なインパクトを残した。「日本帰りは出世する」ことを実践した一人だ。この大会でライガーの目に留まれば再び来日する可能性も高まるだけに、このチャンスはしっかりとつかみたいところだろう。
世界屈指のジュニア戦士が集結するJカップの過去の優勝者は、ワイルド・ペガサス(クリス・ベノワ)、獣神サンダー・ライガー(2連覇)、丸藤正道(同)、KUSHIDAといったそうそうたるメンバー。この歴史に新たな名を刻むのは誰か?令和初、国外初のJカップに世界中の注目が集まる。
『スーパーJカップ2019』出場選手
・田口隆祐
・石森太二
・カリスティコ
・TJP
・SHO
・ドラゴン・リー
『スーパーJカップ2019』日程
◎シアトル大会
▽現地時間22日、会場:Temple Theater
◎サンフランシスコ大会
▽現地時間24日、会場:SF University Student Life Events Center
◎ロサンゼルス大会
▽現地時間25日、会場:Walter Pyramid
取材・文・写真 / どら増田