TBS関係者がこう怒りをぶちまける矛先は、俳優の堺雅人(40)。堺といえば、昨年に放送されたドラマ『半沢直樹』で最終回視聴率42%を叩き出し、TBSとは蜜月関係にあったはずだ。
「来年に予定していた『半沢直樹』の続編連ドラの企画が流れそうなんです。今頃になって特番で年末放映という案を持ち出して来た。しかも、シーズン1の抜粋で新撮はほとんど無しの、名ばかりのスペシャル。TBS関係者は話が違うと憤っています」(制作関係者)
TBSの悲願と言えば、『半沢直樹』の続編を今年度中に放映すること。そのために、堺サイドにドラマ一本当たり400万円という破格の出演料を提示。しかも、同じ事務所に所属するフリーアナの夏目三久を『あさチャン!』のMCに大抜擢し、御機嫌を取っていた。ところが、堺サイドがスケジュール多忙を理由に断りを入れてきたという。
「本音は続編のコケるリスクを天秤に掛けたんです。続編がコケるなんて話はよくある話。コケれば俳優の価値も半減する。それより『半沢直樹』ブレイクで次から次へと舞い込む新たな仕事を受けた方が、リスクが低い」(芸能プロ関係者)
そんな堺が最終的に選択したのが、三谷幸喜が脚本を手掛け話題となった'16年放送予定のNHK大河ドラマ『真田丸』。三谷本人から主役に指名されたという。
「驚くのはギャラの安さで、一本あたり約90万円。つまり、TBSより飛ぶ鳥を落とす勢いの三谷組に入りたいという下心が勝ったんです。目先の利益よりも可能性を選択した、実に堺らしい話です」(関係者)
堺のしたたかさは半沢以上か。