岡田といえば昨年、初のNHK大河ドラマ『軍師官兵衛』で主役を務めたばかり。しかも、その傍らで主演を務めた映画『永遠の0』は興行収入100億円超えを達成するなど、まさに今が旬の俳優のはず。
「しばらくは映画中心の俳優生活になるだろう。これはどうにもならないこと」
と、謎めいた証言をするのは某制作会社幹部。事実、『軍師官兵衛』を終えた岡田は、今年10月公開の映画『図書館戦争 -THE LAST MISSION-』の収録に取りかかっている。なぜドラマが決まらないのか。
「大河の主演を演じたからですよ」と答えるのは、某芸能プロ幹部だ。NHK大河ドラマの主演を務めたことで、ギャラが一気に2〜3倍に跳ね上がったというのだ。
「歌手がNHK紅白歌合戦の出場回数で民放の音楽番組のギャラが決まるのと同じで、俳優も大河の主演をやったかどうかでギャラが決まる。岡田の場合、民放で一本150万円〜だった相場が、300〜500万円になった。一方の映画は、独自のギャラの基準があるためこのルールに縛られず、プロデューサーとの交渉次第。結果、映画の方が話がまとまりやすくなるんです」(芸能プロ関係者)
このギャラ高騰に特に頭を抱えているのが、ドラマ『SP 警視庁警備部警護課第四係』シリーズを抱えるフジテレビだ。
「今年中にシーズン2を制作したいが、予算が折り合わない。ドラマ『HERO』の木村拓哉にかなりお金がかかってしまいましたからね…」(関係者)
岡田本人としても悩ましい限りか。