デーブは25日に、24時間テレビでANZEN漫才・みやぞんがトライアスロンに挑むことについて、「24時間テレビのトライアスロンの趣旨と文明の意味は同じくらい分からない」と皮肉。さらに、約1時間後には「世界でもっとも疲れる仕事→24時間テレビでワイプの中でやるリアクション」と揶揄してみせる。
そして、「24時間テレビはチャリティーでギャラもらえるのに、東京五輪は巨大なビジネスなのにボランティアはタダ働きっておかしいと思うのは、私だけ?」とギャラ問題にも言及。
26日に入ると、批判はさらに過激に。「24時間テレビは働き方改革違反ではないですか???」「24時間テレビの出演者って何らかの共通点があるような気がするが、何だろうね」などとツイート。チャリティー番組ながら出演者に高額なギャランティーが出ていると言われる『24時間テレビ』について、皮肉や批判を連発した。
『24時間テレビ』については、『週刊文春』(文藝春秋社)がトライアスロンに挑むみやぞんの出演料が2000万円と報じているほか、ほかの出演陣についてもかなり高額なギャランティーが発生していると言われる。
この件については「タレントはプロである以上テレビ出演時にギャラをもらうの当然」という声もあるが、「チャリティー番組として人から募金を呼びかけているなら出演料が出るのはおかしい」「高額ギャラを寄付すれば良い」など、不明瞭な出演料について批判の声も多い。デーブ・スペクターは、そのような背景に、憤りを持っているようだ。
タレントを24時間走らせる、武道館で公開プロポーズをさせる、女性を熱湯風呂に入れ楽しむなど、チャリティーのコンセプトと掛け離れることも多くなってきた『24時間テレビ』。また、障害者の挑戦企画や感動秘話についても「押し付け」「感動ポルノ」など、批判を受けている。デーブ・スペクターの指摘は、これを受けてのもので、ネットユーザーもデーブ発言を支持する人が多い様子。
一方で、番組を楽しむ人がいることも事実で、チャリティー番組を放送し、障害者との共生を考えさせることに意義があるとの声も存在する。
いずれにしても、情報化社会の影響で「時代に合わないグレーな部分」が目立ってきた『24時間テレビ』。批判に応える意味でも、企画の趣旨や出演者のギャラに対する考え方を来年以降明確してもらいたい。