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5・5引退式の全舞台裏 決定か松井監督で臨む巨人・阪神「米開幕戦」(1)

 国民栄誉賞&引退セレモニーで見せつけられたゴジラ人気。巨人は来春、球界初の米国開幕戦を実施するが、松井の監督デビューのお披露目の場にするのが真の狙いだった!

 5月5日、東京ドームで行われた巨人・長嶋茂雄終身名誉監督(77)と巨人・大リーグで活躍した松井秀喜氏(38)のW国民栄誉賞授与式&引退セレモニー。ハイライトは始球式。背番号55の松井がマウンドに上がると、栄光の背番号3のミスターが打席に。捕手は原辰徳監督。国民栄誉賞を手渡した安倍晋三首相が球審を務めるという演出がハマり、独占生中継した日本テレビの視聴率も最高値に跳ね上がった。
 「問題はこれからです。巨人は独走態勢に入り、今季の優勝は確実。しかし、ペナント争いの興味が薄れることで観客動員やテレビ視聴率で不安を残す。そこで読売首脳が進めているのが、新体制への移行なのです。巨人は阪神をパートナーに来年3月、米国開幕戦をロサンゼルスのドジャースタジアムとアナハイムのエンゼルススタジアムで行うが、その米国開幕戦を松井の公式戦監督デビューにしようとしている。開幕戦を米国内でやるということはキャンプ、オープン戦も米国内で実施する必要があり、2月以降のスポーツマスコミは松井巨人一色となる。古巣のヤンキース、エンゼルス、アスレチックスといったメジャー球団とのオープン戦を含めて、日本テレビが独占中継できるのですから、そりゃ笑いが止まらない」(全国紙放送担当記者)

 史上初となるGT米国開幕戦実現を危ぶむ声はある。公式戦、それも開幕戦ともなれば、2試合だけやってトンボ返りとはいかない。
 両チームはスタッフを多数抱えており、1機ずつチャーター機が必要で滞在も約2週間。経費面を考えると安易には結論が下せないのだ。その点、開幕戦を日本でやれば赤字の心配はなく、数億円の利益が計算できる。率先役の巨人・桃井恒和球団社長が「検討しているのは事実だが、赤字になるなら行かない。夏までに結論を出す」と決断を先送りしているのもそのためだ。

 昨春、米大リーグのマリナーズとアスレチックスが東京ドームで日本開幕戦を行った。大手広告代理店の担当者によれば、それができたのは巨人の親会社である読売新聞社が興行権を買い取ったからだという。
 「米国開幕戦もメジャー側が興行権を買い取ってくれれば赤字を出す心配がないのだが、そうはいかない。しかも、今回は巨人と阪神がそれぞれ1試合ずつ主催する形となり、阪神に呼びかけた手前、巨人としては絶対に赤字を出さないと判断できるまでゴーサインは出せないでしょう」(阪神球団関係者)

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