上場企業の個人株主を紹介したもので、みのは、御法川法男の本名で愛知時計電機の6.9%、佐良は巴工業の5.2%、中田はサニーサイドアップの6%を保有している。
「みのは、経営している水道メーター『ニッコク』の取引先として愛知時計電機の株を保有。乗っ取りを狙った投資ではないとしている。佐良は先代の経営者から譲渡されたもの。中田はサニーとマネジメント契約をしており、その関係から株式上場時に保有した」(株取引事情通)
では、各氏の保有分、金額に直すとどれだけになるのか。
愛知時計電機の7月上旬某日、株価は285円。みのは356万株保有しており、10億1460万円となる。
佐良は巴工業の株を54万株保有。7月上旬の某日の株価は1624円のため、現金に換算すると、8億7670万円。
中田はサニーの20万株を保有。7月初旬の某日1430円のため2億8600万円となる。
みのは、愛知時計以外にも株を保有している。本人が社長をつとめる水道器機販売会社『ニッコク』も株のほとんどを所有している。だが、こちらはやや経営的に厳しそうだ。この会社は最近、財務内容にかげりがみえており、株価は下がり気味である。
というのも、『ニッコク』はみのの芸能事務所『オフィスモンタ』を吸収合併したため、テレビギャラを『ニッコク』に振り込ませ、売り上げをふくらませるシステムをとってきたせいだ。
とくに、朝・昼のベルトレギュラーを同時にこなした07年のピーク時のギャラは10億円にのぼる。この驚くべき額をこの会社に計上し、売り上げを伸ばしてきたのだ。
しかし、ここ数年はベルトレギュラーも減り、ギャラも激減している。そのため『ニッコク』はいまや経営的に厳しい状況が続いている。
「資金繰りの問題から、みのは近い将来、愛知時計の株を手放すという噂も流れています」(一般紙経済部記者)
それにしても、上場会社の個人株主として名前がでるのはうらやましい限り。アベノミクスがうまくいけば、今後は笑いが止まらない?