先日、オリコン'08上半期シングルランキングで1位に輝いた歌手、青山テルマ(20)は現在、上智大学国際教養学部に在学中。地下鉄で通学している。奈良県大和高田市出身で父方の祖父がトリニダード・トバコ国籍のクオーターだ。昨年9月のデビューからわずか8か月後、セカンドシングル「そばにいるね」が大ヒットし、上半期1位を獲得した。
「彼女のソバージュヘアに白いヘッドフォン、肩に大きめのバッグというファッションは若者に取り入れられ、“テルマー現象”といわれています」(芸能ライター)
女優・歌手の安良城紅(22)も上智大国際教養学部生。青山は後輩になる。父親はアメリカ人、母親が沖縄出身の日本人のハーフだ。
「モデル並みの容姿で、ファッション誌の表紙を何度も飾り、人気ブランド、セシル・マクビーのイメージガールを務めたこともある。ダイナマイトボディーの持ち主です」(同)
セクシーな女子大生といえば、歌手の谷村奈南(20)。昨年5月にデビュー。この5月にリリースした3枚目のシングル「JUNGLE DANCE」がオリコンチャーットで初登場15位を記録した。
「デビュー当初は、むしろ巨乳を隠していたのですが、『JUNGLE DANCE』では、一転、胸を強調。テンガロンハットに胸の谷間も露わなブラという衣装で腰をくねらせ、Gカップ乳を揺らして、見事ヒットさせました」(同)
現在、青山学院法学部3年生。国際弁護士を目指して入学したというから、エロとインテリジェンスのギャップがそそると言えるだろう。
昨年「ポリリズム」でブレークしたテクノユニット「Perfume」の3人、西脇綾香(19)、大本彩乃(19)、樫野有香(19)も女子大生。大学名は非公表だ。女性週刊誌記者は、「もともとは広島のローカルアイドルで、中3で上京。ずっとマイナーな存在でしたが、昨年、木村カエラがFMラジオ番組でヘビーローテーションしたことがきっかけで、公共広告機構・NHK共同のCMに出演。そこで流れた同曲がヒットし、一気にメジャーになりました」
女優に目を転じると、現在、主演映画「花より男子ファイナル」が大ヒット中の井上真央(21)は明治大学文学部の4年生。演劇学専攻、ゼミではシェイクスピア、チャップリン、杉村春子を研究テーマにしているという。
「同じ事務所には松嶋菜々子がいます。松嶋が大物となり、仕事を選ぶようになったため、今は井上が事務所の稼ぎ頭といえるでしょう」(同)
同じく明大商学部4年在学中なのが北川景子(21)。昨年「モップガール」(テレビ朝日)で初主演し、映画も「ヒートアイランド」「サウスバウンド」など4本に出演。夏のドラマでは織田裕二主演のフジテレビ“月9”「太陽と海の教室」にヒロインとして出演する。
「所属事務所が沢尻エリカと同じ。沢尻が仕事から離れている間に着実に伸びてきている。先日、写真誌で2歳年下の俳優、木村了との熱愛が報じられましたが、今後、男関係でもマスコミを賑わせてくれるのでは」(同)
クイズ番組で人気急上昇中なのが現役東大生タレントの八田亜矢子(23)。医学部看護学科4年に在学中。04年にミス東大になり、「ラジかるッ」(日本テレビ)、「クイズ!ヘキサゴンII」(フジテレビ)、「クイズ雑学王」(テレビ朝日)にレギュラー出演中と売れっ子で、3本のCMにも出ている。
「以前、家庭教師をしていたころ、教わりたい家庭教師ランキングで毎年全国トップ10に名を連ねていたため、美人家庭教師としてニュース番組にたびたび出演。知的美人の典型ですね」(同)
グラドル、キャンギャルまで広げれば、無名の女子大生タレントは他にもいる。女子大生タレントブームは、これからまだまだヒートアップしそうな気配だ。
○女子大生タレントブームについて、堀越日出夫氏は…
女子大生タレントブームについて本紙コラム「私、テレビの味方です」を連載中のアイドル評論家・堀越日出夫氏に聞いた。
確かに今、女子大生タレントは多いですが、昔からいるんですよ。古くは吉永小百合(早大第二文学部卒)、薬師丸ひろ子(玉川大学文学部卒)、広末涼子(早大教育学部中退)らがそうです。なぜ女子大生かというと、売る側としてもプッシュしやすいというのが大きいでしょうね。例をあげれば、谷村奈南。歌、Gカップに女子大生も加わったほうがインパクトが強い。
一方、タレント側にしてみれば、芸能界に一生いられるかどうか分からないので、やはり大学に行っておこうというのはあるでしょうね。いざ、普通の仕事に付こうというとき、中卒より大卒のほうが、と考えるのは自然なこと。実際、大学生タレントは男性にも多く、特にジャニーズ所属タレントの大学生率は最近、異常に高い。
男にとって、女子大生という言葉には、フレッシュさやブランド性があると同時に、年齢的に安心してエロい目線を送ることができるのが魅力。中高生アイドルだと、そうはいきませんからね。