芦田愛菜と豊川悦司のダブル主演。ある日突然、若年性アルツハイマー病と診断される父親と彼をひたむきに支えていく幼い娘の親子愛を描くドラマである。
オダギリジョーが主演し、8回で打ち切りとなった放送中の『家族のうた』の後番組になるせいか、なにかと取り沙汰されているのだ。
「フジの芦田愛菜主演は、昨年4月クールの日曜夜9時枠だった『マルモのおきて』以来。このドラマは30%を超える大ヒットとなった。単独スポンサーの花王はドラマ枠に切り替えてから低視聴率が続くため、一時は手をひこうと考えていた。しかし、愛菜の活躍で続けることを決めた。ところが、またオダギリジョーで失敗。そこで再建役として愛菜が起用されたわけです」(テレビ情報誌記者)
『家族のうた』は視聴率が3%台なので、それより下回ることはないだろう。そのため愛菜やトヨエツは気楽なはず。だがフジは、この2人に20%近くを稼いで欲しいという。
「フジは愛菜に対し、ギャラをはずんでいます。1回推定400万円という超Aランク。それには期待料も含まれている。撮影は夏休みに入るので、愛菜も引き受けたのです」(フジ関係者)
ただ、ネックもある。
「編成企画担当が『家族のうた』のプロデューサーだった鹿内植氏。フジサンケイグループ初代議長だった鹿内信隆氏の孫娘なので、敗者復活戦のチャンスが与えられた。スタッフは複雑です」(前出・フジ関係者)
ゆえに、7歳の愛菜ちゃんの両肩に重くのしかかるドラマとなる。もしこければ、愛菜のタレント生命にも傷がつくことになる。