「芸能界では、事務所の力関係のバランスによるのですが、芸能人が問題を起こすと、謹慎を強いられるんです。その期間は 数か月〜長くて年単位。干された芸能人が元の鞘に収まるのは難しいが、みそぎを済ませた後は邪魔はされないと思います」(業界人)
こんな例があった。
「'80年代の話ですが、ある今も活躍中の大物司会者と一緒の番組のアシスタントに抜擢された女性アイドル・某が、番組で一言も口をきかなかった。まさに放送事故レベルのだんまり。番組スタッフとうまくいかなかったのが原因だったそうですが、アイドルの所属事務所に圧力でもかかったように、直後に芸能界から消えた早業は、語り草です。かの大物プロデューサーなどもかかわり毎作ごとに、当時まだ無名の大物ロックバンド系の作家を起用するなど、アイドルとして有望視されていたので不自然極まりない。後に、女優として復帰も果たしたものの、ぱっとしませんでした」(別の業界関係者)
続いて、こんな話もある。
「その某の時代には、同じくルックス抜群の売れないアイドルがたくさんいたのですが、 皆、アイドル生存競争に負け、その後の仕事関係のトラブル…つまりはセクハラなどが続発していたのですが、それが原因で干されても、めげて田舎に帰る子は少なかったといいます。当時は負けず嫌いのヤンキーっぽい子が多かったせいでしょうかね? 銀座のホステスなどに転身する猛者もいた」(同)
女性アイドルなどは、恋愛関係で干されることも多いそうだ。
「恋愛問題とは、主にスポーツ選手などジャンルの違う男と逃避行するパターンで、その後事務所の主役の路線から干される。美人タレント・某などはそのパターンではないですか。今では、BSの歴史ロマンなどで、たまにみかける程度です。付き合った相手が大物だと、そのまま引退してしてしまうケースもあります。但し、事務所に違約金を払わなければなりません」(同)
しばらく見ないタレントがBS出演…。そこには何かがありそう?
では、男性の俳優などが干される原因は?
「干されるというか…現場でスタッフとうまくいかず、消える役者は多いです。歌手やタレントが俳優をやると、大物でも例外なく、新人はスタッフにいじられるんですよ。『へたくそなのにえらそうにしてやがる』とか言われたり。そこから這い上がらなければならないので腐ってしまったら、いわゆるポンコツ扱いです」(キー局ライター)
なかなか厳しい世界だ。
「あとはガチホモで干されるケース。Mはかわいいスタッフに手を出すのをガマンしているから使ってもらっている。オネエタレントは、少ないパイを取り合う激戦区ですから、スタッフに手を出した順に干されているみたいですよ」(同)
深層は闇だ。
最後に、タメ口で大物芸能人から干された、とされている、飛ぶ鳥を落す勢いだったタレント・某の噂は?
「某は、相手事務所などとのトラブルを丸く収めるために、仲介者を通じて、所属事務所の判断で長期謹慎を食らわされたのでしょう。但し、当人らはとっくに仲良しになって普段から一緒に遊んでいる、という説も濃厚です」(芸能記者)という。
いずれにせよ、深層は闇、なのである。