「タイトルは『半沢直樹〜リベンジ編〜』(仮題)に内定しました。主人公・半沢を演じた堺雅人は当然変わらず、前回のメンバーも全員、出演する。他に佐藤浩市や西田敏行、野村萬斎、高畑淳子、真木よう子など新たに一癖も二癖もある役者が出演。最終回の名場面からドラマは始まる予定です」(TBS関係者)
前作の最終回、注目の視聴率は42.2%を叩き出した。それにしてもなぜ、続編決定にここまで時間がかかったのか。
「通常、1クールドラマの主演者拘束は約1カ月半。数カ月先まで押さえることは不可能なんです。仮に主役からOKを貰っても、他の共演者のスケジュールが空いているとは限らない。『半沢直樹』でいえば、出演した脇役は他局や映画、舞台からのオファーが多い。しかも困ったことに、堺から『あの人が出演しないとダメ』と念を押されていたのです」(放送作家)
加えて、スポンサーや出演者のギャラなどが大きなネックになっていたという。
「堺のギャラは一本当たり180万円。今回は一気に300万円クラスになるでしょう。他の共演者も当然、大幅アップになる。ちなみに『半沢直樹』の一本の制作費は4000万円でした」(事情通)
某TBS幹部が溜め息を漏らす。
「『安堂ロイド』をOAしなければ、7月に『半沢直樹』をOAできていた。『安堂ロイド』は一本8000万〜。ドラマ関係者は口にこそ出せませんが、皆恨んでいる」(事情通)
TBSは『半沢直樹』の続編で『安堂ロイド』の赤字分を一気に取り戻す算段だというが、思惑通りいくか。