安室については来年9月での引退を発表後、NHKが即、レコード会社を通じて紅白出演を打診し、NHKの上田良一会長も定例会見で「大変な活躍をされた」とラブコールを送った。
「NHKはギャラと美術費で3億円、出演時間15分での大トリという破格の条件を出したとの情報が流れている。というのも過去、人気絶頂にあった都はるみが電撃引退を発表した'84年に紅白で大トリを務めた際、平均視聴率78.1%、瞬間最大視聴率も84.4%という仰天の数字をマークした。NHKは“夢よもう一度”とばかりに、安室に莫大な制作費を提示したといいます」(レコード関係者)
ところが、それでも安室は出場を辞退すると見られている。
「ライブを重視してきた安室が、テレビで生歌を披露することに難色を示したというのは表向きの理由。真相は、引退発表した際、NHKが前夫のSAMとの入籍会見の映像を流したことへの怒りだという。安室は'15年に契約問題を巡り所属事務所から独立しているが、いまだに前事務所に対する怒りが収まっていない。かなり根に持つタイプですからね。NHKの凡ミスということです」(芸能記者)
一方の桑田は、所属事務所の後輩の小出恵介が淫行騒動による無期限活動休止で、6月からNHKで放送開始予定だった小出主演のドラマ『神様からひと言〜なにわお客様相談室物語〜』が放送中止。NHKは事務所へのペナルティー料を請求しない代わりに、桑田の紅白出演を打診していたという。
「桑田の出演を想定し、『ひよっこ』と横浜アリーナで行われる桑田の年越しライブとのコラボ企画を、2億円とも言われる制作費で練っていたが、肝心の桑田が乗り気ではない。どうやら、今年5月に行われた定例会見で上田会長が『ひよっこ』の主題歌『若い広場』の歌詞について『聞き取りにくい』『意味不明なところがある』と軽はずみな発言をしたことが、桑田のプライドを傷つけたようなのです」(芸能関係者)
どうやらNHKは大きな地雷を2つ踏んでしまったようだ。