番組では、日本人女性が韓国人男性から暴行されたニュースを紹介。青木氏は「韓国に5年住んでいたが治安は悪くない」と、韓国国内の治安の悪さを指摘する声に不満を見せる。
そして、「邦人保護の対象となるような人が、怪我をしたとか行方不明になったというならわかるけど、はっきり言えば今回のケース、僕がソウル特派員で普段の時にいたら多分書かないですよ。
つまり、書かないようなニュースが大きく報じられて、今の時期だからってことで、ある種悪循環になっちゃってるんで。これをもとにして、日本でもそうだけど、韓国の人だと、まだこの一部のテレビなんかでコメンテーターが喧嘩を増幅するようなことを言うと、またそれで燃え広がっていっていう、悪循環に入っている局面の1つ。
本来なら、ニュースにならないニュースがこういう形で大きく注目されるって言うことが、今の日韓関係をさらにまた悪化させていく原因」
と、日本人女性が韓国人に暴行されたことは「ニュースに値しないニュース」「こんなニュースで嫌韓を煽るな」とバッサリ切る。スタジオが黙り込んでしまう中、普段韓国を擁護することが多い玉川徹氏は、憤りを覚えたのか、
「今の状況と無関係じゃないのは、ただ単にあの不埒な男がね、若い女の子をナンパしようとして失敗して暴行したじゃなく、日本人に対して言われる差別的な言葉なんかも投げ掛けながらやってるわけじゃないですか。
やっぱり、それは単なる暴行のニュースとは違いますよね。韓国人だろうが日本人だろうが何人だろうが暴行なんてダメなんですよ。それだけじゃなくて、やっぱり背景があるじゃないかと。背景があるんだったら、やっぱり背景をちゃんと考えなきゃいけない」
と話す。しかし、青木氏は、
「よく韓国人が日本人や在日の人なんかにもよく使うような言葉を使ってたらしいんだけども、別にその今の時期じゃなくても日本人の悪感情を呼ぶ時には必ず使うものなんですよ」
として、「韓国人は悪くない」という見方を繰り返す。さらに、弁護士の菅野朋子氏も「酒を飲んでいたんですよ」「これくらいのことは頻繁にある」などと、法の番人でありながら、「大したことがない犯罪」という見解。
この放送と青木氏の発言が拡散されると、ネットユーザーに怒りの声が広がる。「一般の日本人女性が暴行されることをニュースに値しないなんて許せない」「日本人女性の感情を全然考えていない」「女性に対するセカンドレイプで許せない」「BPO案件」など批判が相次ぐ。
作家・評論家の石平太郎氏は、「青木さんからすれば、日本人女性が暴行されてもニュースになる価値はないし、韓国人が日本人に差別語を浴びせてもそれは差別ではない。彼らは結局、韓国人にはどこまでも優しいが、日本人にはどこまでも冷酷だ。彼らが普段に言っている『反差別』も『女性の人権』もただの嘘だ」と猛批判。
また、韓国人作家の崔碩栄氏も、
「『差別語って言うのも日本人を呼ぶ時に必ず使う言葉』100%無い。私はその言葉を使った覚えが無い。昨日もツイートしたが、代表的な差別語としてあげられてるのがそれ。『必ず使う言葉』?それこそ『韓国人全体=差別主義者』にする酷い発言だ。これは放送局に抗議したい」と怒りの声を上げた。
嫌韓・反日感情が互いの国で広がることは適切ではない。しかし、現状そのような意識が広がっていることは事実で、そのことに蓋をするのは不自然だ。また、それを抜きにしたとしても、韓国人男性が日本人女性を自分のものにしようと近寄り、拒否され暴行に及んだことは事実である。
そのニュースを「報じるに値しないニュース」と切り捨てた青木氏の論理に良識ある日本人・韓国人が違和感を覚えるのは当然のことだろう。
記事の引用について
石平太郎公式Twitterより
https://twittew.com/liyonyon
崔碩栄公式Twitterより
https://twitter.com/Che_SYoung