リーダーのYOSHIKIが、07年に同バンドが再結成した際の契約金や、再結成コンサートの出演料などが未払いになっているとしてCDの販売契約を交わしコンサートを運営した会社を相手取り、計約3億7千万円の損害賠償を求める訴訟を10日に東京地裁に起こしていたのだ。
「YOSHIKIの代理人によると、印税の前払い金や契約金として、被告側がYOSHIKIさん側に計6億円を支払う契約だったのにいまだに未払いと指摘。さらに、被告側が複数回のコンサートのチケット収入やグッズの販売で25億円以上の売り上げがあるのに、無関係の経費を計上するなどして支払いを免れたとしている」(芸能記者)
YOSHIKIは先月、都内で行われた自らがプロデュースするジュエリーブランドの発表会で同バンドの活動拠点を米国に移すことを明かしたが、現状ではいくら金があっても足りない状態だったという。
「かつての全盛期、YOSHIKIはかなりの浪費家で、月に2000万円以上使っていたという。莫大な印税収入があるから何とかその感覚のままでやってきたが、ここ数年はいろんなグループをプロデュースするも全く当たらず、仕方なくX JAPANの再結成に踏み切った。今後の収入に不安を覚えたため、法廷闘争が長期化するのを覚悟で提訴に踏み切った。ただ被告側の会社に支払い能力があるとは思えない」(レコード会社関係者)
訴訟のためにYOSHIKIが日米を往復すれば出て行く金はふくらむ一方。訴訟が終わるまでは日本を拠点に活動した方が良さそうだ。