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ドラディション 12・15新宿で名勝負が甦る

 藤波辰爾VS長州力の名勝負数え唄が12・15新宿FACE大会でタッグで甦る。

 藤波はいまだからこそ、名勝負数え唄を通じて伝えたいものがあるという。1982年10月、長州が藤波に「藤波、俺はお前の噛ませ犬じゃない」と突っかかったことから始まる2人のライバル対決は、プロレスの新たな歴史をつくった。アントニオ猪木のスタイルとは違う、ヘビー級にしてスピード感あふれる闘いは、両者にしかできないものだった。
 「長州との試合でプロレスの形を進化させたという思はある。あれがなければ馬場さん猪木さんの独特のものがもう少し長く続いたかもしれない」

 藤波はさらに言葉を続ける。「僕と長州の試合はお客さんが感情移入したり、お客さんが思い入れを持って見てくれたけど、いまはそういうことがない。いまの選手はみんな器用だし、それぞれいい動きをしている。でも気持ちが違う。僕と長州はお互いに『こんちくしょう!』というのがあって、その大事な部分がいまの選手にはないように思う。試合が綺麗すぎて、お客さんの気持ちをいま一つ引っ張れていない気がする」
 新しさだけではない。闘争心を剥き出しにして魂をぶつけ合ったからこそ、藤波VS長州は興奮と感動を呼び、そして見る人たちの記憶に残ったのだ。
 藤波は長州との闘いでいまの選手たちに本質を伝えるつもりである。
また、2人が肌を合わせればおのずと、1997年8月31日の名古屋ドーム以来行われていないシングル対決の気運も高まってこよう。

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