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街行く美少女扱う新ビジネスの裏

 最近の女のコはカワイイ娘が増えたと思わないだろうか。単なる気のせい? オシャレが上手くなっただけ? イヤイヤどうも本当らしい。その証拠に、街行く美少女を扱う新ビジネスがいま加熱している。“素人以上、芸能人未満”のキラリと光る彼女らで作る最新ビジネスの現場と、美少女たちの本音を追った。

 渋谷駅前で平日、看板を持って女性に声をかける男性がいた。それも、若くてカワイイとびきりの美女ばかりに。キャッチやセールスかと思いきや、意外にも女のコはついていく。男性に連れられた先の道端では女のコの写真撮影が始まった。
 実はこれ、若者を中心に話題騒然のサイト「美人時計」の制作現場。街の美女が次々と現れては時刻を知らせてくれ、次はどんなコが現れるのかと一日中見ても飽きることのない内容が人気だ。
 街を歩いている美女に声をかけ、写真を撮らせてもらったこと1440枚以上。女のコは全員無償で協力している。
 「もう1000人にフラれました! 恋愛の良い練習です(笑)」と額の汗を拭うのは声掛け担当者。やたら暑かったこの日、撮影に協力してくれた女のコは1時間当たり4人。どんな世界でも高嶺の花を手にすることは簡単ではない。
 撮影を終えたりゆさん(22・学生)は「いい経験になりました」とニッコリ。美人の一員になった感想はとの問いかけには「いや、美人じゃないんで」とはにかんだ。
 運営する美人時計の橋本竜さんが言う。
 「プロダクション所属のタレントは肖像権のからみがあって面倒くさいので、街行く女のコを素材にしました。ポージングが取れないところが逆に新鮮でいいんです」
 メンバーは3人程度とまだまだベンチャーだが、企業とのタイアップとモバイル端末での有償配布で収益を得ている。先ごろ、イケメンばかりをあつめた男バージョン「俺画〜OREGA」もスタートした。

 街の美少女への注目は紙媒体でも進んでいる。
 街の風景をバックに美少女たちがファッション誌顔負けの一枚を披露するフリーペーパーが「美少女図鑑」だ。全国各地でその街自慢の美少女が掲載され、配布されるや即入手困難になる“幻のフリーペーパー”と呼ばれる。首都圏初となった横浜版は1週間で2万部がまたたく間にラックから消え去った。
 こちらは地元のヘアサロンを広告主とし、応募やスカウトから選ばれた街の女のコが紙面でカットモデルを務める。

 取材に訪れた日には、横浜ランドマークプラザでファッションショーを行っていた。観客の前で図鑑に登場する美少女たちが美容師にヘアメイクを施され、可憐な姿へと変身していく。見ている女のコからは「超カワイイ〜」と黄色い声援が上がる。続いて、サロンの店名や服のブランド名が発表されると「いいよねぇ〜」との声。確かに女性の消費に直結しそうだ。
 出演する美少女には本物のモデルを夢見る女のコもいる。ファッションモデルを目指す大学4年生の黒安彩さん(22)は「やっとスタートラインに来れた感じ。一生モデルをやっていきたい」と出演を喜んだ。
 両媒体に共通するのは、作り手の地道な努力と最近カワイイ娘が増えたという実感だ。
 美少女図鑑を運営するFACEの齊藤弘文さんは「そう思いますねえ、確かに質は上がった」とうなずく。大企業が長引く不況に苦しむ中、ベンチャーは街の女のコとともに新ビジネスに挑んでいる。齊藤さんの「いつの時代も消費を引っ張るのは世の中の女のコですからね」という言葉が取材を終えても耳に残り続けた。

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