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オリックス“マッチョマン”吉田正尚初サヨナラ打!“怪童”榊原翼の連続好投で4位確定!

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吉田正尚(オリックス)

オリックス 2x-1 ソフトバンク(24回戦)
▽4日 京セラドーム大阪 観衆 26,267人
※オリックス9勝15敗

 オリックスが主砲の“マッチョマン”吉田正尚のライトフェンス直撃のサヨナラ二塁打で、ソフトバンクから勝利を収めた。

 プロでは初となるサヨナラ打を放った吉田は「引っ張るところ。初球を見逃せたので、いい形で打席に入れた。(初のサヨナラは格別?)そうですね。初めてのサヨナラだったんで。プロでは初という記憶がある」とサヨナラ打を打った気持ちを語ると、残り1試合となったシーズンをプロ3年目にして初めて完走したことについて、「全試合出るということは、たくさん打席に立てる。年間通して成長出来てるけど、まだまだ課題もある。それは1打席の1球でも毎打席課題はある」と振り返り、シーズン途中から4番を任されたことについては「僕の中で4番というイメージよりも自分のスタイルで入ればいいと思ってます」と、変に気負わず打席に入っていることを明かした。

 今回も白星はつかなかったが、先発の“怪童”榊原翼が、6回を2安打無失点と3登板連続で好投。球数も107球と初めて100球を超えて、三振は8奪三振と来シーズンに繋がるピッチングを披露した。榊原はプロ初登板となった4月1日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)で1アウトも取れず5失点で降板した日を忘れず、「ソフトバンク打線を抑えるためファームで練習してきた」という。今回は手ごたえが「あった」という榊原は「柳田(悠岐)さんをフォークで三振取れたのと、中村(晃)さんを三振に取った高めは手ごたえがありました」と胸を張った。また、「きょうはこの3試合でいちばん良かった」と語ると、「ソフトバンクとの開幕のときにドン底に落ちて、何が?というのを考えてきて、最後にそれを発揮できたのは来年に繋げていかなきゃいけない」と最後は来年に向けて目を輝かせていた。

 いよいよ指揮をとるのも残り1試合となった福良淳一監督は「バラ(榊原)がいいピッチングをしてただけに、勝たせてあげたかった。きょうは真っ直ぐに力があった。(榊原は来シーズン)楽しみですね。初めにここ(ソフトバンク)に打たれてるのが良かったんやないですか。よーいドンでもボールには力があった」と榊原を称賛。吉田については「4番がいい仕事をしてくれた。(あと1試合でシーズン完走だが?)ねぇ!良かったですね!もう大丈夫でしょう!自信にしてもらえたら」と来シーズン以降の活躍にも期待を込めたコメント。

 この日、4位が確定した福良オリックス最後の試合は、5日18時よりソフトバンクと京セラドームで対戦する。小谷野栄一引退セレモニーも開催される今シーズン最後の試合。指揮官のラストメッセージに注目したい。

取材・文・写真 / どら増田

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