アンタッチャブル柴田こと柴田英嗣は1975年生まれの34歳。静岡県出身。運動神経抜群で学生時代はサッカー、体操競技、野球を経験。いじめにあっていた時期もあり、その時にはボクシングもはじめている。県内の私立高校を卒業し、現在所属しているプロダクションのタレント養成スクールに3期生として入学。ここで相方の山崎弘也と出会った。1990年代には『ボキャブラ天国』、『爆笑オンエアバトル』などに出演、着々と知名度を上げ、2003年の『M-1グランプリ』では敗者復活戦を勝ち上がり最終ステージへ。2004年、コンビ結成10年目の『M-1グランプリ』では見事に優勝した。標準語で漫才をするコンビとしてはじめての受賞であり、アンタッチャブルの名前は全国区となった。現在では相方山崎のキャラが目立つアンタッチャブルだが、M-1決勝の審査員からは柴田の方が評価が高かった。後にM-1で優勝するサンドウィッチマンの伊達も「僕の目標」と語り、横山やすしの再来と評価される事もあった。「関東のツッコミとしては今一番の男でしょう」(週刊誌記者)。ネタの作り方は独特。「まず柴田がツッコミを先に作り、山崎がそれに合わせてボケを考える」という。アンタッチャブルというコンビを考えると柴田の力が非常に大きかったことは確かなことだろう。
芸人仲間も多く、くりぃむしちゅーの上田晋也、アンジャッシュの児嶋一哉、おぎやはぎの小木博明などと親しい。柴田独自のキャラとして“動物好き”という面がある。オフには趣味で収集している動物図鑑を眺め、さらに知識も豊富であり、たびたびバラエティ番組やブログなどで動物に関するうんちくを語ることも。
ただ柴田には女性問題がつきまとう。05年10月に現在の妻とデキちゃった結婚した今の妻とは04年にも一度妊娠し、柴田の頼みで堕胎。再び妊娠した時、柴田は『やっぱり結婚できない』と逃げようとしたが、『だったら訴える』と脅かされ渋々結婚したとの報道もあった。さらに2007年12月6日に急性肝炎で緊急入院での休養は“実は女性問題?”ではとも言われている。「これらのことが“今回も女性問題では?”との憶測を呼ぶ遠因になっていることは確かでしょう」(週刊誌記者)。
お笑い関係者は語る。「柴田は関東のお笑いを背負うだけの実力があったはずなのに残念です。今の状況になってしまったら復帰は絶望的でしょう」。また理由については、「正直わからないです。女性問題にしろ、体調問題にしろ、コンビ間の不仲にしろ、どれも決定打になるとは思えません。大きな闇があるのかもしれないです」と声をひそめた。