伊東は7・27後楽園大会の試合において右脚腓骨を骨折。まだギプスをつけた状態ながら、デスマッチ世代闘争が開戦する8・28後楽園大会で戦線復帰を果たす。
「完治はしておらず医学的にはダメでも、自己判断では問題ないので、それは治ったということ。普通に歩けていますからね」
強行復帰の感は否めない。一体なにが伊東をリングに駆り立てるのか?それは台頭する、現デスマッチ王者の宮本裕向を筆頭とするデスマッチ・ヤングブラッツに対する、意地とプライドであった。
伊東は後楽園大会でアブドーラ・小林、佐々木貴とデスマッチ・チャンピオンズを結成し、宮本&竹田誠志&木高イサミと対戦する。
「宮本は元気があって勢いもある。でも上の世代をどこまで崩せたのか?確かにWX、沼澤、小林からフォールを取っているが、まだ俺や葛西、佐々木貴はフォールを取られていない。小林が『俺たちはこんなんじゃねえ』と言っているように、まだまだ譲らないよ」
BJWデスマッチ王座の遍歴の中で、6回の最多防衛記録を持つ伊東は、後楽園大会で宮本を叩き潰し「まだまた自分ができるというのを見せつける」と完全復活を予告した。